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会議番号:3692 開催期間 2022年08月26日- 09月02日
岸田首相は、次世代型原発を新設する方向を示すとともに、既存の原発についても再稼働を急ぎ、稼働年数を伸ばす方針を示しました。ウクライナ戦争を背景にしたエネルギー不安のなかでの再稼働というのは、ひるねさんの指摘するように「なし崩し」で、原発を「ベースロード電源」として温存しようという意図なのでしょうか。東日本大震災による福島原発事故で、原発はこりごりという意識が国民に広がったと思いますが、真打ちさんが言うように、復興が進むにつれて国民の意識も変化が出てきたと首相は考えたのかもしれません。のど元過ぎれば熱さを忘れる、ということかもしれません。 ただ、だらだらと再稼働でしのぐというのは、yuk-hatさんが考察するように、技術開発がおろそかになり、かえって未来のリスクを高めることになりかねません。blueberry53さんは、再稼働を続けるよりも、次世代型に切り替えるほうが次世代のためになるのではないかと問うています。DiamondBarさんは、再稼働のロードマップを作り、廃炉までの時期を明確にする必要があると言います。 日本の大学で、いま「原子力」と名がつく学科を持つところは東京都市大学など3校だけだそうですが、原発の技術を進めることは、yuk-hatさんもblueberry53さんもDiamondBarさんも必要だとしています。私も廃炉技術を含め、原子力の研究は必要だと思いますが、日本の場合は研究機関と電力会社と経産省の三位一体で「商業炉」に進もうとすることが安全をないがしろにするのではと心配になります。 シンゴパパさんは、暮らしに必要なエネルギーを算出し、それを賄うためのエネルギーの調達に比べて不足する場合は、暮らし方を見直すというエネルギー計画を提案しています。重厚長大な産業から情報化社会に移行し人口も減るなかで、原発を「つなぎ」ではなく、新設して基礎電源とすることが本当に必要なのか、産業優先の経産省だけにエネルギー政策をまかせていいのかと、シンゴパパさんに触発されて、考えてしまいます。 日本は宇宙から見れば、緑が列島を覆う森林大国で、山からの水も豊富、火山列島で温泉もたくさんあります。太陽光、風力、バイオマス、地熱などの再生可能エネルギーの潜在力はあり、もっと利用できるはずだと思います。原発の是非で意見が分かれても、再生可能エネルギーを有効に活用するということではコンセンサスは得られると思います。 と思います。Lindenさんも、再エネへの方向転換を願う、とのコメントを寄せています。どうしたら増やせるのか、次世代型原発の新設という方針とあわせて、ご意見をお寄せください。
<高成田議長の過去の円卓会議より>
◆「核」の不安、高まりましたか?
◆ウクライナ情勢。日本への影響を心配しますか?
◆原発差し止め、支持しますか?(2016年3月)
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