イー・ウーマン（ewoman）

常に資金の内訳を大枠で理解（Mio・東京都・56）

株式運用、不動産運用、定期預金の組み替え、つまり自分の資産を動かすときに、毎回棚卸しをします。いくらなのか、偏ってないか。確認をすると意外なことに気がつくことが多いです。特に貯金は、できるだけ無意識に貯められる積み立てなどにしているので、確かめると意外に増えていたりします。貯めるだけで何もしない預金は、ある程度見直して資産運用に回しています。

30年後のお金の価値は・・・（しょこ・東京都・36）

65歳でリタイアし100歳近くまで生きると仮定し、いくら必要なのかを計算して準備を進めてはいるが、インフレによりモノの価値が上がる可能性、日本円の価値の変動など予測できない将来を考えると、何円あれば絶対大丈夫！ということはないだろうと考えている。インフレであれば土地や金、日本円の不安であれば外貨や暗号資産など、と考えてはいるが、管理が複雑になる。どうしたら・・・

楽しみは仕事の中に見つける？（shosho・京都府・57）

職場の研修で試算しましたが、どのように生活するかで1000万円単位で必要予算が変わることに驚きました。公的資金を考慮しても思い描くような生活は遠いです。また、物価上昇や人件費上昇次第、健康次第で試算は崩れます。定期的に資産を見直すことが必要だと思います。今は「とにかく働ける間は働く」「楽しみは仕事の中に見つける」で対応するしかないのかな？と思っています。

考えれば考えるほど不安に（きたさん・長野県・44）

私は老後のことを想定していく中で、どんどん悪いことを考えてしまい、「これで安心」とは思えません。最悪の状況に備えて、今の生活を切り詰めて、給与のほとんどを貯蓄に回すような極端なことをしそうです。投資したら「失敗したらどうしよう」と不安が増えそうだし。なので、老後のことはあまり考えず、20歳のときにお付き合いで契約した個人年金と、用途を決めずに続けているリレー定期で乗り切ろうと思っています。もう少し考えた方がいいのでしょうか…。

これからです（まうやん・東京都・51）

実はお恥ずかしいですが、30代まで大学で非常勤のワーキングプアーだったのでずっと赤字が続いており、その負債を返済するのに40代途中までの時間を費やしました。40手前で現職となり、まともなお給料と賞与を頂けるようになって、初めて老後を考えられるようになりました。お金がいくら必要かはまだ漠然としていますが、ちょうど来月FPさんに相談するために自分のお金を再度見直すことにしています。お金の見える化ができたら良いなとは思っていますが現実的にどうなるかわかりません。

未来に暗雲（真打ち・栃木県・53）

漠然と捉えているだけで、見える化できていない。それどころか、収支バランスが崩壊して久しい。収入源は５カ所あるも、それぞれ薄給のため安泰には程遠い。今回の学びを機に、具体的にしておこうと思う。自分の為であると同時に、やがて家族の為にもなるだろう。

定年が延長されるのか未確定（黒船・神奈川県・55）

大雑把ですが、ある程度のお金の流れは把握しているつもりです。もっと支出を抑えたいと常々思っています。現状だと、貰える予定の年金を当てにしても、老後はギリギリの生活になりそうです。今後、政府の要請に応えて定年の延長が行われるかどうかで、老後資金が大きく変わってくるので、不確定要素が大きいです。几帳面な性格ではないので、見える化は難しいですが、若い頃から給与天引き年金保険と自動積み立てで長年貯蓄してきました。積み立てNISAも2年前から始めています。

見えていたら暗くなったかも（blueberry53・大阪府・66）

親の面倒を見ていますが、費用は想像以上にかかるので驚いています。医療的な面での負担はまだ少ないので助かっています。長生きして欲しいですが、それに伴う必要経費がどれだけになるか想像もつきません。人手不足の将来社会を考え、自分が、最も厳しい状況で長生きをした場合には、相当、子どもたちに負担かけるように思えます。現役の時に老後のこと考えていたら、人生後半に小さな楽しみしか持てないと諦めていたと思います。自分より子どもに負担をかけない方が大切に思います。

いろいろなご意見をいただき、ありがとうございます。
前回、「人生後半のためにお金の見える化をしていますか？」という質問をしましたが「漠然ととらえているだけで、見える化できていない」（真打ちさん）といったように、しっかりと把握している人はまだ少数派のようですが「来月ＦＰさんに相談する」（まうやんさん）「今回の学びを機に具体的にしておこうと思う。」といった前向きなご意見もいただきました。
 
一方で、「現役の時に老後のことを考えていたら、人生後半に小さな楽しみしか持てないとあきらめていたと思います。」（blueberryさん）「老後のことを想定していく中で、どんどん悪いことを考えてしまい、「これで安心」とは思えません」（きたさん）といったように、「見える化」すること自体が不安だと考えている方もいらっしゃいました。
 
たしかに、「見える化」することで見たくない将来が見えてしまったら・・・と思う気持ちはわかります。でも、見ようと見まいとその将来は必ずやってくる。ならば、その現実から目をそらさず今からできる準備を始めたほうがいいと思いませんか？
 
実際に見える化をしているという方は、「自分の資産を動かす時に棚卸をしている確認をすると意外なことに気が付くことが多いです。」（Mioさん）、「どのような生活をするかで1000万円単位で変わることに驚いた。定期的に資産を見直すことが必要」(shoshoさん)「100歳近くまで生きると仮定して準備を進めているが、インフレや円の変動になど予想できない将来についても考える」（しょこさん）といったように、見える化することで、新たな気付きを得て前進している方も多くいらっしゃいました。
 
ところで、老後不安の３Ｋって聞いたことありますか？「金」「健康」「孤独」これらを解消することが楽しい老後のために必要だといわれています。
 
今回も「健康次第で試算が崩れる」（shoshoさん）というように、病気や介護状態になると想定以上のお金がかかることを心配している人もいました。健康でいることはお金の対策でもあるというわけです。
私は健康で働き続けることでお金の不安も解消したいと思っていて、友人と老後に向けて必要なのは「筋肉」と「お金」と「友人」だよね、とよく話しています。
 
そこで今回は「お金以外の老後への備えをしていますか？」という質問をさせていただきます。もちろんお金の備えについても、こんな工夫をしているなどご自身のお考えや体験をシェアいただけたら嬉しいです。お金とお金以外、両方について、みなさんのご意見をお待ちしています。




★板倉議長の関連著書をご紹介します。
・ひとりで楽しく生きるためのお金大全「もしかして結婚しないかも？」と思ったらやっておきたい50のこと（ダイヤモンド社）
・「知らないと大損する！定年前後のお金の正解」（ダイヤモンド社）
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★板倉議長の過去の円卓会議

・自分の資産額、把握していますか？ 
・遺言書、書こうと思ったことありますか？ 
・相続について、考えたことありますか？


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投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。
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• 2023.02.22
• 板倉 京 税理士、シニアマネーコンサルタント、株式会社ウーマン・タックス代表取締役