働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3709 開催期間 2023年02月24日- 03月03日
皆さん、こんにちは。ICT分野の調査・コンサルティング会社、MM総研所長の関口です。今回は世界中で話題の人工知能(AI)「ChatGPT」について議論していますが、本日もたくさんの投稿をありがとうございます。ChatGPTをお使いだという方は1日朝の時点で27%と、比率的にはほぼ変わらないようです。 前回、AIを利用していくうえでどんなことが重要になるかとうかがったところ、様々なご意見をいただきました。まだChatGPTを使われていないという方からも大変多くの投稿があったのも意外でした。それだけにAIに対する関心は高いのかもしれませんね。 まうやんさんからは「解答が正しいかどうかの判断は今のところ人間側の役目」とのご指摘がありました。黒船さんからも「当面の間は専門の知識を持って元情報を確認できる力や専門家が必要」とのご意見をいただきました。まだChatGPTをお使いでないという、おがわさんも「情報を提供された側が信じるか信じないかを判断し、必要に応じて別のルートで確認する必要がある」と指摘されています。 実はAIの是非については60年も前から議論されています。その一石を投じたのが英国人作家のアーサー・C・クラーク氏で、彼が脚本を手掛けた1968年公開の映画「2001年宇宙の旅」では、木星探査に出かけた宇宙船「ディスカバリー号」の中で「HAL」と名付けられたAIが乗組員の人間と対立する姿が描かれています。 実はこの「HAL」という名前は当時、コンピューター技術で世界をリードした米国のIBMの文字をひとつずつずらしてつけたもので、新しいコンピューターの台頭に疑問を投げかけるものでした。日本では「ドラえもん」はじめコンピューターやロボットの登場を前向きにとらえてきましたが、映画「ターミネーター」のように一歩間違えば、AIやロボットは人間の敵になりかねないというわけです。 ChatGPTの情報には誤りが多いことは前回指摘した通りですが、それは機械学習という過去のデータに基づいて情報が提供されているためです。誤った情報が元になっていれば正しい回答は得られないわけですが、利用された方はお気づきになられたように、回答内容が間違っていれば、ユーザーが「違うのではないか」と指摘できるボタンが用意されています。こうした反復作業によってAIがどんどんと進化していくわけで、前回「日本一高い建物は東京ミッドタウン・タワーです」と答えていたのが、すでに「東京スカイツリー」に改められました。 その意味では黒船さんが「英語によるGPTの進化は日本語に比べて桁違いに加速するのでは」と指摘されているのはその通りだと思います。自国語で大学院レベルまで高等教育ができたのはこれまで日本、中国、ロシアだと言われてきましたが、AIの普及は英語圏の優位性を圧倒的に高めることになります。逆に日本語ですべてのことをすまそうとする日本人は今後、ハンディを負うことになりかねません。 そこで本日の皆さんへの質問ですが、ChatGPTのようなAI時代が到来した今、日本ではどのような人的教育をしていく必要があるとお考えですか。まずはChatGPTを使ったことがあるかどうかに「Yes」「No」で答えていただいたうえで、ご自身のお考えをお寄せいただければ幸いです。私から皆さんへの問いかけは本日が最後になりますので、たくさんのご意見をお願いいたします。★関口議長の過去の円卓会議より・フェイスブックが「メタ」に社名変えたの知ってますか?・デジタル庁に期待していますか?・SNSの個人情報管理、心配ですか?<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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