働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3722 開催期間 2023年09月08日- 09月15日
本日も多様な投稿をいただきました。Noが多いことは変化がありません。 子どもの自殺はあってはならないことですが、その予備段階の子は身近にもいます。私たちが行った質問紙の調査では、中学生の5%程度が、いつも「生きていても仕方がないと思う」と答えていました。また、中・高生の10%程度に自傷の経験があると推測されています。子どもの自殺をタブー視しないで、今すぐにでもできることを考えてみましょう。 リスク要因としては、虐待、ヤングケアラー、DV、貧困問題、自己肯定感の低さ、抑うつ、などがあります。しかし、リスクの低い若者も、些細と思われる要因であっても、本人にとっては重大な誘因となりうることがあります。①ストレス解消法がわからない、解消できない、②会いたい人に会えない、③睡眠リズムが崩れて眠れない、④負の思考のスパイラルから抜け出せないという状況などです。 子どもの自殺の引き金として、①家族からの叱責、②学業不振、③親子関係の不和、が多く、いじめはそれほど多くないとされています。しかしながら、自殺した本人からの背景を聴取できていないのも事実です。リスクのある子どもには、困りごと=引き金となりうる状況、の相談に乗ることは重要です。 bamboopinoさんから、「親が子の唯一最大のゲートキーパーでなければならない世間の風潮に、閉塞感を感じている。学校・地域等、ゆるく子どもを見守る体制が、年齢問わず必要。」という意見をいただきました。日本の場合、まだまだ「親に頼るしかない」という親子関係や社会の風潮が強いのでしょう。 抑うつ感が強い子どもは、認知のひずみがあり、すべてネガティブにとってしまいます。あっこねいさんの「親より先に死なないこと」のメッセージも、「親が生きている間、こんな苦しい思いをしなければいけないのか」、レッズさんの渾身の体験さえも「自分には無理」などと思い込みがちです。Listenに徹して、煮詰まってしまう前に、IPウーマンさんのご指摘のように、メンタルの専門家に繋ぎましょう。海外では、メンタルの専門家は自殺防止の教育を受けていますが、日本ではあまり進んでいないのが現状で、体制の整備が望まれます。 子どもの自殺のリスク要因を把握しておくこと、親だけでなく複数で話を聴くことなど、できることからはじめましょう。 稀ながら、経済的にも裕福で養育環境も成績も問題がない子どもの自殺もあります。後追い?独特の死生観?歪んだ自己犠牲精神?まだまだ解決できない問題も残っています。 自殺を何とか踏みとどまっている若者は多いと思います。居場所を提供して、話のできる環境で話を聴くことを、皆さんで考えてみませんか? 1週間多くのご意見をいただき、ありがとうございました。★古荘議長の過去の円卓会議より・「発達性協調運動障害」、ご存じですか? ・マスクを外す。精神的な不安ありますか?・運動は苦手でもよいと思いますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.