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会議番号:3725 開催期間 2023年10月06日- 10月13日
あっという間に最終日となりました。YESが増えて84%、NOが16%でした。皆様、ありがとうございました。 「酒蔵を巡る各地の旅、したいですか?」から皆様への最後の投げかけは「蔵元さんにお会いした経験はありますか?」でした。投稿くださった皆様、本当に有難うございます。 こちらでご紹介している投稿9人の方のうちで、蔵元に会った方は4名でした。まだまだ、少ないのだなぁと感じています。 お会いした事があると投稿してくださった愛知県のnekosaurusさんが会われた「白老」醸造元の澤田酒造さんは、nekosaurusさんもおっしゃるように地元の発酵文化を大切にされている蔵です。蔵の販売所には地元の発酵商品を紹介されています。 書いてくださっていますが、現在の社長は澤田薫さん、跡取り娘さんが継いでいます。家業で酒造りを継承してきた蔵元さん方には女性の蔵元当主は珍しくありません。 また、かすがさんから、自社のお酒の説明が出来ない蔵の女将さんに遭遇した、というコメントもいただきました。想像ですが、嫁いだばかりだったとか…でも、蔵を訪問された方々は、訪問した際の特別な時間に期待をもたれているという事ですよね。 それに見事に応えているのが、nekosaurusさんが訪問されたというもう一つの蔵、千葉県印旛郡酒々井町の「甲子正宗(きのえねまさむね)」醸造元の飯沼本家さんは、蔵訪問者への様々な楽しみの場づくりを長年取り組まれてきた蔵です。16代目の飯沼一喜さんが語る、こちらの映像を是非、ご覧いただきたいです。 ナカサワさん、千葉は東京のお隣ですので、こちらいかがでしょうか? DiamondBarさんは、「久保田」醸造元の朝日酒造さんに物産展でお会いして、色々と情報を得たとの事、蔵まで行かなくとも蔵元との、そういう交流自体がその銘柄への親しみに繋がりますね。 また、しょこさんは現在は東京在住でいらっしゃいますが、小学校時代にまさに、日本酒の主産地、兵庫県西宮市にいらして学校行事で灘の蔵にいらしたと! 体質的に飲めないが、日本酒造りが神事に繋がるからと興味が湧いた、大人になった今、あらためて蔵元の話を聞いてみたいとの事。 まさに、私が今回のテーマでお伝えしたかった事です。全部の都道府県に日本酒の蔵があります。日本国民全てが地元に蔵があるのです。 その地元の蔵を知り、地域の歴史を知る事は、自分自身のアイデンティティーの確認にも繋がるのではないでしょうか? そして、前回も申し上げたように、蔵元さん方は、その地域で何代にもわたって酒造りを続けてきました。まさに、その地域の生きた歴史です。 そんな蔵元さん方を知り、個人的に知り合いだったりするのは、日本酒が海外でも認知が広がり、「世界のSAKE」となりつつある今、海外の知り合いには、自慢の一つになるのでは?とも考えています。 今後、酒蔵巡りをしてみたい黒船さんが書いてくださったように気軽の参加出来る蔵元ツアーが今後、もっと増えると思います。二日目にもご紹介しましたが、日本酒造組合中央会のサイトや酒蔵ツーリズム推進協議会のサイトをご参考にされてください。 n.danさんの地元、広島県の東広島の「西条の酒まつり」はまさに、蔵元訪問、蔵元さんに会える素晴らしい機会ですね!でも白壁がきれいな酒蔵通りは蔵が集まっていて通年楽しめます。訪問されれば、地元自慢のひとつになること請け合いです! 真打ちさんが書かれているように、ここ数年でも、世界的なパンデミック、各地の災害や戦争ともいえるような国際紛争がおこっています。そんな中、何世代も酒造りを続けてきた蔵元さん方の歴史は、まさに世界に通用する価値ではないかと思います。 最後に、bluenerry53さんが書いてくださった「水」についてですが、実は令和2年度の国税庁のブランド化事業の、「地質からの水質の違いによる日本酒の地域性」という調査をしました。これがそのサイトです。 この調査で、蔵を訪問しましたが、いつもの蔵訪問では蔵の中に直行なのですが、この時は蔵のまわりの地質調査でしたので蔵の周りをみてまわりました。その際、あらためておもったのは、酒処の水の豊かさでした。 そもそも、日本酒の原材料の「米」も水田で出来ますので、ご飯茶碗1杯のお米が出来るのに、一升瓶250本の水が必要なんだそうです。そして日本酒造りには、大量に水を使います。ですので、日本の国で日本酒が誕生し、全部の都道府県に日本酒の蔵がある事、その日本酒造りがずっと継承されている事は、日本の国がきれいな水に恵まれている事の証明ですね。 その地域の生きた歴史である蔵元、そして水に恵まれた日本の国土、是非、訪れて、日本人が生まれながらにもっている財産を確認していただきたいと思います。★平出議長の過去の円卓会議より
・世界最大級ワイン審査会に日本酒部門がある。ご存じですか?
・日本酒は、外交のツールに出来ると思いますか?
・日本酒、飲んでいますか?
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