働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3733 開催期間 2024年01月19日- 01月26日
多くのご意見ありがとうございます。YESが9割程度で推移しています。心への影響を感じる方が大部分ですね。災害や事故後の心への影響については、(posttraumatic stress disorder 心的外傷後ストレス障害)という精神疾患があります。PTSDについては、一般向けの代表的なサイトとしてこころの情報サイトをご参照ください。 「心的外傷」については、その内容(出来事基準)をどのように評価するのかについていろいろ議論がなされてきましたが、診断が拡大解釈されないように基準は厳しめのように思います。報道関係者で職種上災害内容記録をカットする立場の人など一部の例外を除いて、直接事故や災害の現場にいた人以外は出来事基準とはみなされません。しかしながら、臨床現場では映像や伝聞だけでPTSDの症状を来す人もいます。 最近「ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、脳神経多様性)」いう概念が注目されています。個人レベルの脳神経の特性についてどちらかというと肯定的にとらえ、発達障害の分野などでその特性の理解や活用を促す意味もあります。同じ外傷体験があってもPTSDになる人もならない人もいます。多少飛躍しますが、これもニューロダイバーシティの概念でとらえれば、脳の特性で影響が出やすい人、その程度もいろいろ、ということになるでしょう。感受性、共感性の高い人は、情報だけで心身に多大な影響を来す脳の特性を持ち合わせているということもできます。 一方、回復する力もそれぞれで、かなり差異があります。黒船さんが”ボディブローのように効いてくる”と指摘されていますが、心身の不調が出来事から1か月以上たってからも存在することが診断の条件となっています。加えて、その症状のために生活に支障を来しているかどうかも診断に求められます。“カリブさん”のように慎まなければとつらい気持ちになる、“綾oooさん”の、後ろめたさ、絶望感、無力感、気持ちを溜め込んでいることも、生活に支障を来していると言えるかもしれません。“留加さん”のように過去の被災体験がある方の中で、記憶がよみがえりそれが持続していれば、被災からかなりの年数がたってPTSDと診断されることもあります。 診断に至らなくても、さながら自身の体験のように心身の不調を来し、いつまでも持続する人もいます。被災した人はPTSD、情報を得ただけの人はPTSDではないと一律に線引きするのではなく、影響が大きい人、回復しにくい人がいることをふまえて、その人の話を聴きながらよりそうことが重要だと思います。なお、サイトにも記載されていますが、カフェインの過剰摂取で不安が増強することがありますので、ご注意ください。 会議3日目に向けては、旅客機の事故についてご意見をうかがいたいと思います。航空機は安全な乗り物です。今後30年以内に起こる震度6弱以上の揺れが想定される地域が内閣府から公表されています。それによれば、航空機事故で死亡する確率は0.002%と交通事故死の1/100、地震で被災する可能性は差し迫った現実とすると、航空機事故は極めてまれなものといえます。それでも、今回の事故には多くの方が心を痛めているのは事実です。 旅客機の貨物室にペットが預けられており、ペットが犠牲になりました。これをきっかけに、ペットを貨物扱いにすること、そして機内に持ち込んでも緊急脱出の時は手荷物扱いになるということで助け出せないということが議論になりました。規約では手荷物扱いになっても、その人にとっては「手荷物」ではなくかけがえのない家族であります。議論はされていませんが、機内には「遺骨」の持ち込みもできます。手荷物検査や座席の確保など最大限の配慮が得られても、規約では緊急時は手荷物扱いとなります。 航空機からの脱出についての報道で、皆さんはどのような心の影響を持たれたかについてご意見をいただきたいと思います。投稿をお待ちしております。★古荘議長の過去の円卓会議より
・子どもの自殺増加、サインに気づくことはできますか?
・残酷な映像で、精神が不安定になったことありますか?
・コロナ禍。心の病を持った仲間への対応、うまくできますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.