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会議番号:3733 開催期間 2024年01月19日- 01月26日
“DiamondBar”さんが、「言葉の通じない人が多く、車椅子のお年寄り、赤ちゃんなどがいるなかで」と投稿されています。“blueberry53”さんの、航空機事故は単発的事故が繰り返されていることについて述べられていますが、その経験を経て機種の改良や乗員の訓練などが生かされました。再発防止策と乗員・乗客の協力が、役立った結果であるともいえます。“黒船”さんの、「靴や服を動きやすいものに、貴重品は身に着ける」ことも重要な意見と思います。緊急脱出は1万回のフライトに1回しかないことかもしれませんが、搭乗時の基本姿勢としておきたいですね。 “おがわ”さんは、「自分が落ち着いて行動できるか不安」とありますが、いろいろな「自分のケース」があります。本日はペットと遺骨についてお話ししたいと思います。ペットを貨物室に預かることについて議論となりました。航空会社によって対応が異なりますが、機内搭乗を認める方向で議論が深まっていくことを期待しています。しかしせっかく機内に同行しても、緊急脱出時については荷物扱いになります。遺骨もそうです。手荷物検査場では荷物ではなく遺骨をだいて通過、空席があれば座席を1席使う、シートベルト着用時も子どもと同様にしっかりと抱いてシートベルト着用も認められ、人と同様の対応です。しかし緊急時には「手荷物」の扱いになってしまうのでしょうか。 ペットについては、関係のない人がネット上で非難するという、二次被害も起こっているように感じます。旅行にペットを連れて行くな。機内のペットは荷物扱いと規定されている、人間の命を考えろ、など。引っ越しで連れて行かないと殺処分になりかねない、大きな病気の治療で搭乗し実際はペットが主で人間が同行者、などさまざまなケースがあります。不用意な意見に心を痛めた方もいらっしゃるでしょう。“nekosaurus”さんのご意見のとおり、一つの意見やミスを激しく非難する風潮には暗い気持ちになりますね。 “真打ち”さんがご指摘のように、災害や事故では「命の重さと優先順位」という極めて重い選択を迫られます。今回の事故は、お手伝いが必要な優先搭乗対象の人が最小限であっただろうことも幸運だと思います。平常時は優先搭乗の対象となっている人が、緊急時に「優先脱出」は保証されないどころか「非優先」となりかねない。すなわち、緊急脱出の時にも命の選択が行われかねません。航空会社のマニュアルにはそこまで決められているかどうかわかりませんが、現場の航空機の客室乗務員やクルーの高度かつ瞬時の判断が求められるでしょう。一方で、「子どもがいるから最初に脱出を」「ペットとともに脱出したいから自分は最後でよい」など個別の事情をどう処理するのか、パニックになった乗客同士でのトラブルもあり得ます。共感性の高い乗務員ほど個別の事情については瞬時の判断に悩むことになるでしょう。“ryu-ryu”さんのように、現実とは思いたくない気持ちがありながらも、議論をすることは避けられないですね。 明日は会議最終日です。災害や事故などで最も悲しい結果である「死」についてご意見をうかがいたいと思います。現場で、親しい人の死に直面した、自分だけ助かって家族を助けることができなかった、その人たちの悲しみは計り知れません。事故でもケガをした人を助け出せず生死を分ける結果となることもあり得ます。災害、事故の現場の生々しい報道は制限されていますが、大切な人を亡くした「悲しみ」については、災害や事故の記憶を風化させないということもあり、繰り返し報道されています。 災害や事故で大切な人を亡くされた方もいらっしゃるでしょう。また家族を助けられなかった、自分だけ助かったということに罪悪感を持ちながら生きていく、などの報道を見るたびに涙を流される方もいらっしゃると思います。このような死の悲しみにどのように向き合うのか、皆さんの投稿をお待ちしています。よろしくお願いいたします。★古荘議長の過去の円卓会議より
・子どもの自殺増加、サインに気づくことはできますか?
・残酷な映像で、精神が不安定になったことありますか?
・コロナ禍。心の病を持った仲間への対応、うまくできますか?
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