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会議番号:3764 開催期間 2024年11月08日- 02月07日
トランプのアメリカと、どう付き合うのか。アメリカはバイデンからトランプに代わり外交の舵取りが劇的に変わりそうです。日本にも変化がありました。石破首相の登場です。歴代の首相が目を瞑ってきた「日米地位協定の改定」を掲げるなど、「日米対等」への思いを秘めた政治家です。「自国第一」のトランプ、「対米自立」の石破。噛み合うでしょうか。 「自国第一」「自立」は、政治姿勢を表す「理念」です。どの理念が正しいかを論じ出すと抽象的な議論になってしまいます。大事なのは私たちの暮らしや将来にとって何が大事か、政策をめぐる具体的な議論や提案です。 トランプはどんな要求をしてくると思いますか? 米軍の駐留経費を日本はもっと負担しろ、宇宙に広がる防衛システムにカネを出せ、中国に対抗するミサイル網を、などと言ってくるでしょう。中国が経済的に強くならないよう先端技術に欠かせない製品や部品を中国に売るな、と言ってくるのではないでしょうか。 「経済発展は米国とともにあり、防衛も米国との連携において成り立つと真摯な姿勢で妥協点を探ることが大切」とBlueberry53さんは指摘します。 日本は、そうして米国と共同歩調をとってきました。「連携の中身」がいま問題になっています。防衛費の急激な伸びは、医療・介護・子育て・教育費など国民生活の質を支える予算を圧迫しています。日本が得意とする半導体製造装置などの輸出規制は企業活動にブレーキを掛け、貿易赤字を膨らます要因にもなります。 「連携」は大事ですが、「国益」を痛めてまでの協力には限界があります。 「4年後には大統領は別の人物に代わっています。無理して譲る必要は無い。日米は現状の関係を保ったまま4年が終われば良い」というのがレッズさんの意見ですが、日本が「NO!」と言えばディールに長けたトランプは、関税引き上げなど圧力をかけてくるかもしれません。 「相手の立場を考え、相手の利益になり、かつ、こちらの利益になる提案をすることが大切」(シンゴパパ)。一方が得して、相手は負担だけ、という関係は反発を蓄積し、長続きしません。双方の利益を噛みあわせることは外交の極意です。 「自分が石破首相だったら、米国での雇用を増やすよう日本企業へ働きかける代わりに、日本からの輸出関税を軽減することや、在日米軍の駐留費負担を減額しないかわりに、日米地位協定の改定するよう交渉したい」とシンゴパパさんは提案しました 「アメリカの失業率改善のために日本企業のアメリカ進出を促進させ、将来利益や配当を日本に戻す。駐留費負担の見返りで地位協定を改善する。強いアメリカを内外に示さなければならないというプレッシャーを日本はうまく利用してほしい」というDiamondBarさんの「花を与えて実を取る」という姿勢は交渉に欠かせないと思います。 「正しいスローガン」をひたすら叫ぶのは「問題は何か」を明らかにしますが、叫ぶだけでは解決になりません。どうしたら解決にもっていけるか。一発で万事解決というような「正解」はありません。 「だれかうまくやってよ」と人任せにするのではなく、「自分が石破首相だったら」と発想を膨らますことは、有権者として磨きをかけることになるでしょう。 それぞれが思い描く政策の先には「望ましい日米関係」があるはずです。「トランプ大統領の再登場は、日米関係を好転させると思いますか?」にYES・NOで投票してください。併せて、あなたが思い描く「望ましい日米関係はどのようなものか」具体的な姿を送ってください。すでに述べている方も、改めて文字にして投稿いただければ議論に厚みが出ます。よろしくお願いします。★山田議長の過去の円卓会議より・政治倫理審査会、成果が出ると思いますか?・政治の「奢り歪み」は過去のこと?・米大統領選。「トランプ再選」、あると思いますか?(2020年2月実施)<運営事務局より> ・たくさんの投稿をいただき、ありがとうございます。投稿は I statement のルールを守り、自分を主語として自分の考えを書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に編集させていただく場合もありますのでご了承ください。 ・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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