イー・ウーマン（ewoman）

雌伏のとき？（hananaka・東京都・35）

社内の一部署を任されています。私でなくてはダメだと評価されてはいますが、正直「この程度の責任？」と思っています。会社は「このポジションと責任でいいだろう」と捉えているようですが、「まだ足りない」のです。この会社でやりたいことがあるから。私にとっては、私のwillを動かしているのは自分自身であり、会社ではありません。子育て中でもあるので、今は雌伏の時なのかなと思っています。 もっと存在感が増すように、力をつけたいです。

必然的に（るぅ・千葉県・38）

この6年、部署異動や勤務地変更もあり、また、リストラの嵐も起こり、もと居た事業所はなくなってしまいました。2009年3月に最終引継ぎを終えて以来、2004年頃からの現場を知っているのは私1人、運用を築き上げた実績を今のマネージャーには買われていると思っています。今でこそ明るい雰囲気のステキなオフィイスで働いていますが、2年前の壮絶なリストラを生き延びてこその今です。これからも「あなたがいなくては」な存在を目指します。

人材育成、教育と投資（kopanda・東京都・40）

議長が「必要の無い人間などいません」と発言され安堵しました。初日に「2・6・2の法則」を持ち出されたときには、従業員に対して失礼だと正直感じたからです。会社が求める人物像に従業員が届いていないとしたら、また、本人の能力をもっと伸ばしたいと会社が思うなら、大事なのは教育だと私は思います。セミナー受講など、私は会社から教育費用を出してもらえているので会社にとって必要とされているのかな？とも。

一会社員ではない自分を目指す（Tano hitsuji・海外・その他・39）

社員数万の会社におりますので、社長ですら倒れたとしても翌日には誰かが職務を引き受け、会社が倒れないようになっています。そういう意味では、自分も替えのきく存在です。ただ、会社ではなく自分の職務に忠実でありたいと思っていますので、たとえ自分がリストラされてもすぐに次の仕事が見つかるスキルを持つように心がけています。会社員というより、自営業のメンタリティで働いています。

仕事の目的は「会社の繁栄」？（tulip・38）

私は、社会や組織の存続のために絶対に必要な人は、天才的資質や特別の使命（僻地での医療など）を持った一握りの人を除いていないと思います。どんなに優秀でも、結局はその人なしでも世の中は回り続け、大統領だって首相だって代替者はたくさんいるはず。でも、虚しいわけではありません。それは、私たちの会社での存在意義は、「会社の繁栄」ではなく、「会社や仕事で出会う人との関係」の中にあると思うからです。もちろん、組織の中の自分の役割を理解し、成果を出すのは当然の前提として。

「会社」の代わりに（宵待月・三重県・45）

「家族」「地域」等のコミュニティを入れて自分に問いかけてみた。「コミュニティ」と自分が相思相愛ならこのうえなし。私の片思いならこの思いを成就させたいと願う。もしも思われてたら嬉しい、でも自分は？　必要とされる場に居続けたい。がんばっているときでも、疲れてへこたれているときでも、「あなたはこの場に必要だよ」と言われる存在になりたいです。

Willは自分で動かしているというhananakaさん、素晴らしいと思います。るぅさんもそうなのでしょう、とても大変な時期を乗り越えてこられたのも強いwillがあったからこそだと思います。
 
私は経営をする立場からみんなに会社の為、自分の為に成長し続けて欲しいと願っていますが、それは単に会社が発展すればそれで良いと思っているからではありません。tulipさんの考えに少しリンクするかもしれませんが、企業は社会の為にしっかりと成長し続けることが大切だと思っているからです。
 
willを持つ社員と共に成長し続けることによって社会に貢献していく、そして社会から社員や会社が育てられるというpositive spiralを作り出していくことが重要だと思います。
 
ただ、完璧な人間はいません。コミュニケーション能力に関しては評価が低くてもチャレンジ精神には優れていて、問題解決に粘り強く挑む人。リーダーシップはなく、どちらかと言えば控え目な人、でも責任感が強く、安心して仕事を任せられる人……。
kopandaさんのように,研修など様々な経験を通してそれぞれの要素を伸ばす事も大切なファクターかもしれません。
 
組織の中には様々な考え、能力を持っている人がいます。リーダーとして良い点にしっかりと気づき評価し、更に伸ばしていく事が重要だと私は思います。
 
自分ではwillを動かせないでいる人もいれば、意識せずにしっかり動かせている人も。
何を持って優れているか、それは人それぞれだとは思いますが、社会で必要とされる企業であり続ける為に、組織のリーダーはその思いを全員と共有していくことが大切です。
 
あなたは会社にとって必要です、と伝える事の大切さ、これからもお互いの確認作業をしっかりし続けて行けばますます良い結果につながると信じています。
 
皆様から幅広い意見をたくさん頂き大変参考になりました。
ありがとうございました。

• 2010.11.08
• 伊藤麻美 日本電鍍工業株式会社　代表取締役