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会議番号:3179 開催期間 2012年07月06日- 07月13日
どうも「自民党をまた政権の座につけるのは嫌だ」と言っておられる方が、圧倒的に多いですね。これほどとは思ってみもしませんでした。民主党にウンザリする一方で、国会論戦や震災対応などを見ていると自民党もいかがなものかと思っている方がたくさんおられるということでしょうか。 確かに震災直後など自分たちの経験を生かして、人もどんどん被災地に出したり、政策提言をきちんとしていればもう少し国民の理解を得られたでしょうが……そのチャンスを逸してしまいました。 民主党の最大問題は、やはり党内のガバナンスです。今回は大量の造反者が党を出たのですから、ガバナンスそのものは少しよくなるかもしれません。しかし幹事長と政調会長という政策理念を受けて政策をまとめていくところが「機能不全」ではあまり望めないのかもしれません。 僕は次の総選挙は、国民に年金など社会保障の本当の姿を知ってもらう政治家と、そうではなくて消費税を上げれば、福祉は充実できるとする政治家で対立してもらえばいいのではないかと思っています。何といっても団塊の世代3年で800万人もいる世代が高齢者になると(かく言う私もそうなのですが)、医療費がグンと増えるのは目に見えています。そうすると老人に対する医療サービスの給付制限(診療や投薬を押さえる)という方向に行かないかぎり、日本の病院が回復する道はないと思います。 さて皆さんにお尋ねします。医療に顕著にあることですが、日本は基本的に健康保険の毎月のお金さえはらっていれば、どの病院に行こうが自由です。しかし諸外国では高齢者の医療について制限しているところが少なくありません。自分はともかく、自分のご両親、祖父母といった家族がもしそういうことになったらとても嫌ですか? たとえ何歳であっても病院は健康保険の範囲で診療したほうがいいでしょうか。もしご自分が決める(祖父母や両親の代わりに)としたら、皆さんはどのように感じますか。【関連テーマ:過去の円卓会議より】◆やっぱり、自民党に戻るのがいいですか? ◆野田新首相。期待していますか?
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