働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3205 開催期間 2012年11月30日- 12月07日
こんにちは、山田昌弘です。久しぶりの円卓会議、今回は外国人メイドの導入がテーマです。 日本でメイドと言えば、秋葉原のカフェを連想しますが、海外では、家事使用人を指す言葉として使われます。 日本では、働く母親が、働いている間の子どもの預け先は、保育所か祖父母以外には、なかなか考えられませんが、多くの国では、メイド(ナニー、シッター)を雇うという選択肢があります。 今では、アメリカやイギリスなど欧米先進国だけでなく、産油国からアジアの新興国まで、中流以上の共働き夫婦はメイドを雇っています。その多くは、発展途上国(フィリピンやスリランカ、メキシコ、中国本土など)から来た外国人女性です。理由は、安い賃金で働いてくれるからです。 私は、今、香港やシンガポ-ルで国際結婚をして働く日本人女性を調査しています。彼女たちの多くは、家事や育児のこまごまとしたことをメイドに任せて、キャリアで働いています。メイドの給料は月に3-4万円(住み込み賄い付きの場合、通いだと割高)なので、彼女たちの給料の十分の一といったところです。シンガポールや香港は、一人あたり所得は欧米並みで日本を抜いています。それも、高学歴の女性がキャリアで働きやすい環境が整っている上に、その裏に、働く女性を支える外国人メイドがいるからです。 日本では、保育所不足、保育所に入れても決まった時間しか預かってくれないので、働きたい母親にとっては、困難な状況が続いています。そして、日本人のベビーシッターでは、コストがかかりすぎます。しかし、日本では、大使館員などの例外を除いて、外国人家事労働者の雇用を認めていません。 働く女性の中からも、外国人メイドの規制を解除して欲しいとの声が上がってきました。そうすれば、出産で仕事を辞めなくて済むなど、働く母親にとってメリットになるだけでなく、女性の労働力率も上がるので、日本経済のパフォーマンスも上がると思うのですが。 あなたは、外国人メイド導入に賛成ですか?【山田議長の過去の円卓会議より】◆今の仕事を辞めて、専業主婦になりたいですか?◆あなたは今、幸福だと思いますか?
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