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会議番号:3214 開催期間 2013年01月18日- 01月25日
本当にたくさんの投稿をありがとうございます。とても多くの方が、関心を寄せてくださっていることに感謝します。 教育・指導・しつけの一環として考えられてきた体罰。私は、教育現場、部活動、家庭の中と、線引きして考えること自体がおかしいと思っています。 学校教育法では体罰は禁止されていて、授業の中で教師が体罰を行っているというのは聞かなくなりましたが、なぜか、部活動においては体罰が容認されているという図式になっています。 これは、学校教育の中でだけ体罰が禁止され、親からの体罰は禁止されていない、という法律上のゆがみも原因ではないかと思っています。 「体罰を含む暴力(DVなども)は、やる方はその場で一瞬すっきり、スカッと気が晴れ、その後あっさり忘れてしまうのかもしれませんが、やられた方がは嫌な気持ちがずっと続き、やられたことをずっと憶えている」とPenguinさんがおっしゃっていますが、無抵抗に殴られたことは、体にも心にも傷を残します。 ニューヨークさんは「“愛情や信頼関係のある体罰はOK”という考えがあるから、体罰がなくらない」とおっしゃいます。愛情や信頼関係と、体罰・暴力は分けて考えるべきと思います。 「体罰をなくすためには、「体罰は人を育てない」という認識をまず浸透させる」(るるまるさん)ことが必要です。 「「気に食わないことをすれば、痛い思いをする。だから従おう。」これは思考停止。」(violet-mさん)です。子どもを育むことにはなりません。 「絶対に体罰をしないで、その科目ごとに、指導法を考え直す」(にしひがしさん)、「今後教員過程の授業にコーチングやアンガーコントロールを取り入れるなど、指導に必要なテクニック等を学ばせることも大切」(優太のママのあきさん)という意見がありますが、教える側も、指導法についてもっと学ぶべきでしょう。暴力で威圧して服従させるのではなく、子どもとコミュニケーションを取り、子どもに考えさせ、場合によっては一緒にやりながら、子どもの力を引き出す指導が必要と思います。 某TVのコメンテーターが「ここまでしたら、体罰ではなく、暴力になっちゃうよね」と言っていました。根底で「数発殴るのは、体罰。教育上必要」という意識からかも知れません。現状として、そのような考えを持っている方は多いでしょう。でもその考え方こそが、体罰を容認し助長することにもつながっていると思います。 「大人社会なら刑事告訴され得る事でも、子どもだと体罰」「負傷、痛みを伴う体罰は「体罰」「指導」でなく「暴行」……言葉選びを変える事で認識も変わる」(mamisanさん)とおっしゃるように、今こそ、大人社会の認識を変えるとき。体罰は人を育てません。 スウェーデンでは、体罰禁止を30年以上前に導入し、子どもへの虐待やいじめも減っているという事実があります。現在、世界33カ国が体罰を法的に全面禁止しています。 以下は、育児情報誌「miku」で、の取材記事です。ぜひ、ご参考に。◆スウェーデンで浸透している「叩かない子育て」は日本で実現できるか 日本の意識も変えていきましょう。★こちらもご覧ください!〜高祖議長の過去の円卓会議〜・虐待。親子を救う方法ありますか?・しつけのために叩くことは、必要ですか?
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