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会議番号:3237 開催期間 2013年05月31日- 06月07日
今回もたくさんのご意見、ありがとうございます。イエスが61%、ノーが39%ということで、皆さんが意識的に、また、意欲的に日常生活に運動を取り入 れ、下半身の筋肉を動かしていらっしゃるご様子がよく伺えます。また、ノーとお答えになられた方々も、動かしたいのだけれど何から始めたらよいのか?とい う前向きなご意見が多く、本当に多くの方がご自身の身体としっかり向き合っていることがわかります。 脚の筋肉、前側と後ろ側のどちら側が強いですか? あるいは、下半身の前側と後ろ側、どちらを意識して使われていますか? という問いかけでは、思っていた以上に“後ろ側”とお答えくださる方が多く、びっくりしました。実は、日本人は前側、アメリカ人は後ろ側のトレーニングを重視しているということを、アメリカで4年間、スポーツ医学を学び、日本に帰ってきて初めて知ったからです。と言っても、もう、25年以上も前の話なのですが。スクワットというエクササイズは、太ももの後ろ側(ハムストリングス)とお尻の筋肉を鍛えるものとしてアメリカでは教わったのですが、日本では前もも(大腿四頭筋)の強化として利用することが多いということを知り、その当時、大変戸惑ったことを覚えています。 日本人の正座や着物の文化では、前ももの柔軟性や筋力が求められていたのに対し、椅子での生活やウェイトトレーニングの普及が早かったなどの理由で、アメリカ人は太ももの後ろ側を鍛えることの重要性を知っていたからなのでは? と、勝手に私は想像しています。 後ろ側の筋肉を鍛えていらっしゃる“るるまるさん”や、ジムで筋トレ中の“3匹の怪獣”さん、そして断然後ろです!という“おひさまようこ”さんは、トレーニングジムなどで指導を受けていらっしゃることもあり、身体の後ろ側の筋肉の重要性やトレーニングの方法をご理解されているとお見受けしました。 筋力バランスは、一般的に前もも10に対して、後ろももは6の強さが必要で、それ以下だと膝関節がケガを起こすリスクが高くなるといわれていますので、今後のトレーニングのご参考にしていただければと思います。 歩くときにぶれてしまう“おれんじ78”さんは、上体のぶれが気になるとのこと。たぶん、下半身のとらえ方の問題かも知れません。骨盤は上半身の1部とし、胴体を1枚の板としてイメージすると、股関節から脚が動きやすくなるはずです。 たぶん後ろ側のほうが強いとお感じの“みえる”さんにアドバイスなのですが、つま先で階段を上ると、ふくらはぎが強化され、さらにふくらはぎの筋肉のみが大きくなってしまいます。できれば、かかとをついて、足裏全体で身体を押し上げるように階段をのぼると、膝周りや股関節の強化になり、脚全体の強化につながりますので、是非、お試しあれ。 さて、今回は、皆さんに身体を使った以下のような実験をしていただき、その結果とご意見をいただければと思っています。 ・片脚立位でどのくらい立っていられますか? ・また、右と左ではどちらの方が長く立っていられますか? ・片脚で立っているとき、どこの筋肉が一番働いていますか? (*やり方 鏡の前で両脚でまず立ち、両肩の高さが同じであることを確認してから、両肩の高さを変えずに、片脚の股関節と膝を曲げて前方に上げます。腕は軽く開いて、バランスを取って構いません。鏡で確認するために、目は開けておきます。) 断然前です!という“Zonnetje”さん、そして、身体の使い方に興味を持ち始めてくださった“ぺこりん”さん。いつでもどこでも、身体を動かすことはできるはずです。あまり肩に力を入れず、気づきと身体への興味が起こった日から、是非、スタートしていただきたく、まずは、この片脚立ちからお試しいただければと思います。 下半身の弱さを実感されているという“felicita”さんは内またでもお悩みとのこと。ももの内側を強化するのと同時に、片脚立ちで使う筋肉を確認してみてください。もしかしたら、今後の内また矯正のヒントになるかもしれませんよ! 自転車で即、実験をしてくださった “ともみん♪”さんも、是非、この実験にご参加いただき、結果をご報告ください。片脚立ちは日常生活で最も重要な動作のうちの1つです。皆様からの実験体験のご報告をお待ちしています。★こちらもご覧ください〜杉山議長の過去の円卓会議より・ケガをしない身体づくり、していますか?
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