最近とても素敵な本に出会いました。『海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders』です。日本で生き抜く難民たちのふるさとの料理のレシピを紹介した本です。ふるさとの味が特別なのは、何も日本人だけではありません。国を追われて暮らす難民たちにとっては、帰ることのできない故郷の料理を作ることは、自分とふるさととのきずなを再確認する意味もあるでしょう。料理という入口から、彼ら・彼女らの日本での不自由な暮らしや故郷への想いに想像がたくましくなります。それは、3匹の怪獣さんが気付かれたように、同じ人間としての共感なのだと思います。