日本で暮らす難民の大学生という難民当事者が「日本の人たちに、『ネットカフェ難民』や『マック難民』ではない『本当の難民』のことをもっと知ってもらいたい」と呼びかけて、スタートした取り組みもあります。Meal for Refugeeというプロジェクトで、大学の学食の協力を得て難民の故郷の料理を提供し、「食べることから、難民問題への理解を広めてもらおう」というものです。今年の世界難民の日には、関西と首都圏の5つの大学で難民ふるさとメニューが提供されますが、今後参加する大学が増える見込みです。
日本のトルコのイスタンブールで避難生活を送るシリア人のITを学ぶ大学生とたまたま知り合ったことから、シリア難民の大学生たちと日本のIT企業を結び、職につなげるというWorld Link のソーシャル・ビジネスも始まりました。