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会議番号:3325 開催期間 2015年01月16日- 01月23日
テロ事件、人質事件など、イスラム国は国際的に衝撃を与えています。しかし多くのムスリムはこの出来事を大変残念に思っているはずです。 宗教が国や民族などの間の対立の原因になったり、それを激化させる作用をもったりすることは、非常に悲しいことです。そうならないためにも、日本なりの意見を作るという課題は、ますます重いものと感じられます。 その場合、一人ひとりは小さく見えることでも、具体的な方法を考え、実行していくしかないでしょう。 (本の虫)さんは、ハラル認証の飲食店を増やすという食からのアプローチを提起されています。ムスリムの食の戒律を常識にしていくことは、これからの日本にとっておそらく常識にならざるを得ません。 なおこのハラルという考えが適用されるのは食に限られません。ムスリムとしての行為一般で許されているものという意味です。 具体的に何がハラルになるかは、実は一様ではありません。重要なのは、ムスリムはある行為が許されているのか、禁じられているのかといったことに、いつも注意を払う人々であるという認識そのものです。 (いぬいるか)さんは、シンポジウムやフェスティバルの開催という案を出しています。実際に顔を合わせ、言葉を交わす機会を増やすことはとても大切です。 日本ではムスリム側が食事会などの集まりを企画しても、日本人の方が警戒したり、躊躇したりという例をよく聞きます。 モスクでの集まりへの誘いがあったら、もっと気軽に参加するのがいいかと思います。ムスリムがモスクに来た人たちにイスラム教を勧誘することは、まずありません。 個人として何ができるのかを考えるのは、迂遠な道にも思えます。けれども、個々人の小さな試みが多様になされれば、そこからより深い相互理解が展開していく可能性が増えるはずです。 一週間多くのご意見をいただきましたことに御礼申し上げます。★井上議長の過去の円卓会議より・外国人観光客増加。多様な宗教の習慣、理解していますか?・「信じる宗教がある」のは、良いイメージですか?・外国人とのつきあい、宗教について意識しますか?
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