働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3367 開催期間 2015年10月30日- 11月06日
今回は、キャリアと出産時期のバランスのために、職場環境に欲しい制度を提案いただきました。現状論として、経営者や人事担当者の方々も、女性活躍推進法に合わせよりよい具体策を模索中です。 子どもの病気や親の介護に合わせて、1日の午前か午後かを休める半休制度をと求める声は、複数の方に共通する希望でした。また、Zonnetjeさんの「1日8時間から週40時間へ」、mayupyonさんの「育児中は在宅勤務と特別休暇を」は、職種にもよりますが、意見に賛成の方も多いでしょう。Zonnetjeさんの「週40時間がフルタイムというのが常識といわれない風潮になれば良いのでは?」、これは家族政策に成功し少子社会を改善したフランスやオランダのモデルです。 オランダでは、産後の働く時間は「1日3時間」「週3日」など、働く側が決めることができます。そもそも正規・非正規の制度がないので、自分のライフコースに合わせて多様な働き方が選べるようです。人口が少ない国の、少子化予防に家族政策と労働政策のセットによる多様なアレンジメントは、参考になります。 働く女性の国フランスも、多様な働き方を認め少子化を改善できました。パリの育児支援財源は法人税からで、働く女性が子どもの育児専業を選んだ場合は、従事していた仕事を他者にワークシェアしたと評価されるようです。専業主婦手当が月間7万円支給される例もあるそうで、“育児は国民を育てる仕事”という社会風土があるようです。パリで働く父親の約43%が、週7日(毎晩!)家族と夕食をともにできている調査結果もあり、企業の家族支援策の参考事例になりそうです。 ひるねさんの「時間だけで評価しない」、risenさんの「午前社員・午後社員制度」などは、育児支援だけでなく、5年以内に日本が突入する大介護時代にも各社の制度改正の要となる方針でしょう。 保育園や介護施設が充実したとしても、家族の形やライフスタイルは様々。私がアンバサダーを務めているGoogleの「Woman Willプロジジェクト」では、「Happy Back To Work 」を合言葉に、産後職場復帰を歓迎する企業風土を創るアイデアを募っています。生まれて来るのは社会の子ども、と応援する風土創りが各社で広がることが、期待されます。 さて、キャリアと出産のバランスをともに考えてまいりましたが、最後の質問です。これから、キャリアと出産のために、「まず、自分で始めてみたいこと」は何ですか? 自分に、勤務先に、居住地の自治体に、政府に、何から変えていきたいですか? 生まれて来る新しい命を迎える環境創りのために、アクションプランを教えてください!★大葉議長が登壇された、 国際女性ビジネス会議のラウンドテーブル 「キャリアと出産、更年期」★大葉議長の過去の円卓会議・10-20代に、妊娠・出産のこと教えられますか?・養子縁組に、興味がありますか?
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