働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3375 開催期間 2016年01月15日- 01月22日
若者の声に耳を傾けたいとお考えになる方が、圧倒的に多いようですね。それにしても「いまいくん」さんの投稿にある「跋扈する老人」という言葉は耳に痛いです。私も早く消えたほうがいいのかもしれません。 気をつけなければいけないのは、何が正しくて何が正しくないのかは簡単に分からないということです。日本の将来をどう考えるのか、そのために今、何をしたらいいのか、それが「正しい」かどうかは時間だけが証明できることでしょうし、場合によっては歴史の中でもどちらがいいかわからないかもしれません。人類の歴史の中でも、ある国が栄華を誇ったから正しいかといえばそうとも言い切れないでしょう。その栄華の陰には、犠牲になった国があったでしょうから。 私たちがどういう視点で物事を考えるかというときに、世代間で見方が違うのは当然です。もちろん世代間だけの違いではないでしょう。置かれた境遇によっても変わります。例えば親の介護をしている方は、介護に手厚い社会を望まれるかもしれません。しかしすでに介護を終わられた方は、介護よりも自分たちへの手当を望まれるかもしれません。豊かな人々は税金が重いのは嫌だと思うでしょうし、貧しい人々は豊かな人から税金を取ったほうがいいと考えるかもしれません。 社会は、すべての方の要求を満たすことはできませんから、そこで何らかの選択が必要です。その意思決定は多数決でするのが民主主義です。しかもその決定が正しいとは限らないのです。そういった不完全な社会の中で、私たちは日々暮らしていかなければなりません。その意味で、そういった社会の意思決定の場が、若者に広がることは意見の多様性を確保することにつながると信じます。 私は「未熟である」こともひとつの財産だと考えます。しがらみのない自由な発想ができる可能性があるからです。もちろん「しがらみ」も負の側面ばかりではありません。社会を円滑に回す潤滑剤という側面もあります。いずれにせよ、できるだけ多くの若者も含めて、この社会をどうすればいいのか、じっくりと話し合うことが何よりも必要だと思います。一週間、ありがとうございました。★藤田議長の過去の円卓会議より・ISテロ、空爆強化で抑えられますか?・自民党総裁選が無投票、これでいいですか?・大阪都構想、賛成ですか?★佐々木かをりが議長を務めた以下の会議もお読みください。 2009年10月・民法での成年年齢18歳、賛成ですか?
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