働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3411 開催期間 2016年10月07日- 10月14日
こんにちは。H&M Japanのクリスティン・エドマンです。女性活躍推進法が制定され、高度経済成長時代から続いた日本人の長時間労働の慣習に見直しの機会が訪れています。それに伴い、H&M Japanにもスウェーデンでの働き方、特に女性管理職やスタッフの活躍についての質問、相談等の問い合わせが様々な機関や企業から増えています。 日本には保育園問題が高い壁として存在し、企業側の課題も山積みです。一方で私は、実は「個人がメンタリティを変えていくこと」こそが、改革への重要な鍵となるのでは?と思うようになりました。何故そう思っているか? それは、スウェーデンの女性の働き方を目の当たりにして来たからです。では、実際、スウェーデン女性はどのようなメンタリティを持ち合わせているのでしょうか。ここに彼女らのメンタリティを示す、いくつかの例を挙げてみたいと思います。<キャリアと家庭を選択する必要がないという強い信念> 前提としてスウェーデンの女性は、キャリアか?家庭か?という選択をしません。そのどちらも選択し、両立させる権利があるということを、当然のこととして考えているのです。夫婦は家庭もシェア(共有)し、キャリアもシェアするという考え方が根付いています。どちらかが、何かを犠牲にするという考えはなく、どちらも享受することができると信じきっています。<産休・育休は同僚の成長の機会> スウェーデンの女性はキャリアを長期的な視点で見ています。人生の長いキャリアの中で、1年ちょっとの産休・育休はほんの一瞬であると考えています。そして産休・育休は、決してネガティブなことではなく、自分のポジションや職務内容を誰かが試すチャンス期間と捉えるので、同僚が成長できる機会だとポジティブに考えているのです。<積極的なキャリアプラン> スウェーデンの女性は、先述したように自分のキャリアを長期的な視点からみて、自身で積極的にプランニングしています。受身でいるのではなく、自ら声を上げ、会社や上司からのサポートを得ています。私がスウェーデンにいたときに、出産を控えた女性が上司に育休復帰後にマネージャー職に就きたいと、自分のプロモーションを主張しているのを見たことがあります。会社側は、彼女にはその素質があり、ふさわしい結果を今までも残しているとし、その主張を受け入れました。 このような考え方が根底にあることにより、スウェーデンでは女性の就業率の80%超えが実現されています。スウェーデンでは、専業主婦は約2%と言われており、多くの女性が社会に出て活躍しています。それにも関わらず出生率の数字は日本を上回っています。H&Mでも女性の管理職比率は、70%を超えています。 そこで、今回の議題は以下の通りです。「スウェーデンの女性活躍、日本に適応できますか?」 YesかNoで答え、なぜそう思うのかを教えてください。 皆さんの投稿、投票お待ちしております!★クリスティン議長が登壇された 第19回国際女性ビジネス会議のリポートはこちらトークショー「女性の経営で変わること」
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