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会議番号:3413 開催期間 2016年10月21日- 10月28日
政務活動費とは本来、議員活動にかかる費用を賄うためのものですが、縮めて「政活費」とは「生活費」なのかなどと揶揄する声もあるほどです。要するに、公的な活動をするために渡されるお金が、私的に流用されてしまうということです。 政務活動費の不適切使用で9人もの市議が辞職するにいたったとき、ある議員は「飲みに誘われると嫌とは言えなくて」と言い訳にならないような言い訳をしていました。自治体によって制度が違ったりしますが、多くの自治体で政務活動費があり、使った費用の報告はずいぶんとずさんな物だということが明らかになっています。たとえば領収書を提出する必要がないとか、提出しても公開はしないとか。余ったら返すというルールもありますが、ほとんど返さないとか(その分、でっち上げの領収書でも何でも一応つければ誰も文句を言わない)、ほとんど第二の歳費と言ってもいいほどです。一般の企業なら領収書を提出してそれでようやくその費用を会社が払ってくれるというケースがほとんどなのに、なぜ議員はここまで緩いルールになっているのでしょうか。しかも費用を請求するのではなく、最初からカネは渡されて、後から領収書を提出するという面白い格好になっています。だからどこかの「号泣県議」のように、やたらに電車にのりまくるということが起きます。国会議員の文書交通費というのも同じような性格をもっていますが、月額100万円です。地方はだいたいその半分ぐらいだと思いますが、それでも年間で数百万円の額に上ります。 今週は、この政務活動費の問題を議論しながら、今後の日本の地方政治についても少し将来の展望をいっしょに切り開いていければと思います。皆さんは「政務活動費、知っていますか?」★藤田議長の過去の円卓会議より・アメリカ大統領選、興味ありますか?・三菱自動車。よくなると思いますか?・海外メディアのニュース、ウォッチしていますか?
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