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会議番号:3413 開催期間 2016年10月21日- 10月28日
mayupyonさんの「基礎自治体のサイズは小さいほうが良さそうです」というご意見は、まさに私が申し上げたいことの一つです。私たちはついつい「国が」とか「県が」とか言いがちですが、よくよく考えれば、それぞれの自治体を構成しているのは私たち自身であり、その自治体の首長や議員を選んでいるのも私たちです。 そうなれば、基礎自治体は大きければ大きいほどいいという考え方には無理があります。大きいほうがよければ、基礎自治体など要らないという議論もできるからです。しかし住民が目の届く範囲というのは限られます。議員の政務活動費にしろ議員報酬にしろ、首長の政策にしろ、私たち自身の生活と密接に関係があるのに、あまり目を配っていません。 しかしその時代は終わりつつあります。なぜなら自治体が財政難に陥る(あるいは財政難がますます厳しくなる)ことは目に見えているからです。引退世代の住民の割合が高いところほどそうなるでしょう。介護などにお金がかかる一方で、住民税はあまり徴収できなくなるからです。そのときに、何を優先し、何を諦めるかという選択が重要になります。すなわち地方政治は他人事ではないのです。 今回は政務活動費という話題から、地方自治まで話を広げてきました。地方自治といいながら、実は地方自治とは何か、何をすればいいのか、あまり考えてこなかったのではないでしょうか。少子高齢化、人口減少社会がいったい私たちの生活に何をもたらすのか、そこで地方自治体は何をできるのか、何を諦めねばならないのか。夕張市は明日のわが身かもしれません。暗い話で恐縮ですが、これは避けて通れないテーマでもあります。1週間ありがとうございました。★藤田議長の過去の円卓会議より・アメリカ大統領選、興味ありますか?・三菱自動車。よくなると思いますか?・海外メディアのニュース、ウォッチしていますか?
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