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会議番号:3433 開催期間 2017年03月31日- 04月07日
こんにちは、婦人科医の鈴木美香です。年度の変わり目で皆さんお忙しくお過ごしのことと存じます。ご自身やご家族の就職、異動や転勤、お子様の進学など、この時期、様々な環境の変化を迎える方も多いのではないでしょうか。また、環境の変化に加え、季節の変わり目も重なり、心身ともに体調管理が難しくなりやすい時期です。 体調の変化・不調を感じたとき、まず何か病気ではないか、睡眠不足・ストレス・環境の変化が原因ではないか、などと考えることが多いと思います。それ以外にも、女性の場合、女性ホルモンの変動により、様々な体調の変化を来している場合も少なくありません。 卵巣から分泌される女性ホルモンの分泌量の変化は、大きく捉えると、一生を通じての変化、また、月経サイクルを通じての変化があります。一生を通じての変化では、初経にかけて徐々に増加し、妊娠・出産が可能な性成熟期にほぼ一定の分泌量を維持し、更年期にかけて徐々に低下していきます。また、月経サイクルを通じての変化では、月経中→月経後→排卵期→月経前と時期に応じた分泌量の変化を示します。 そして、こうした女性ホルモン量の変化で、女性の身体には、自分自身で症状として感じる変化、症状としては感じないが身体の中で少しずつ進んでいる変化が起きています。このような女性ホルモン変化とそれに伴う身体の変化を理解しておくことで、自分自身の日頃の体調管理に役立てたり、将来的な健康寿命の延伸に備えたりすることができます。 そこで、今回の円卓会議では、女性ホルモンについて考えていきたいと思います。あなたは、女性ホルモンについて、学んでいますか? 女性ホルモンについての皆さんの知識・疑問、また、女性ホルモンを理解した上で行っている対策などがありましたら、教えてください。 一週間どうぞ宜しくお願い申し上げます。★鈴木議長の過去の円卓会議より・過去1年。乳がん検診受けましたか?・体調管理に漢方を使ったことがありますか?・過去1年、婦人科検診を受けましたか?
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