働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3440 開催期間 2017年06月02日- 06月09日
今回も、積極的なご発言、どうもありがとうございました! 皆さんが明確にイメージされていると強く感じました。 えこりんさんの「新しい価値観」や、あさーかすさんの「良い刺激と新しい発想」など、生活の中に難民の方々がいることで、他者への配慮や違いへの想像力を意識的に働かせて、それによってご自身の世界が広がってゆくことを楽しみと感じる人がいるのだ、と嬉しくなりました。 シンゴパパさんの「経験に裏付けられた教訓」は、確かに難民の方々がもたらすことができる重要なもの=学びですね。難民の方々は、生活の基盤を築いてきた生まれ育った母国を後にするという、極限的な経験をしていますから、彼らから学べることは多いです。難民にならない為には、難民になってしまった時には、といったこともありますし、生きていくということはどんなことなのか、真打ちさんがおっしゃる様に「本当に大切なものは何なのか」などを学べることもあるでしょう。こうした学びを日々の暮らしに活かすことができたら、新たな紛争を回避するヒントが得られたり、もしくは、私たち一人ひとりが幸せを感じやすくなるかもしれません。 これらは、災害の被災者の方々からも学べることかもしれませんね。最近「レジリエンス」という言葉を聞くことが多くなりました。レジリエンスとは、「復元力」や「回復力」などと訳されますが、極限的なことが起きた時に素早く元の状態に戻すことができる力のことです。難民の方々から経験を伺い、一人ひとりのレジリエンスを高めてゆくことができれば、災害が起きるのを止めることはできなくても、災害が起きた時に長期的な被害を減らすことができるはずです。 職場でダイバーシティを推進できる、というひるねさんの意見に大いに共感します。同じ日本で育った人同士でも、違いは必ず存在するし、うまく意思疎通ができないことも多々あります。多様である一人ひとりが互いの多様性を寛容に受け入れ合うことは、Ikueさんもご指摘の様に、同質化圧力が強い日本に、今こそ求められていることだと思います。難民の方々の方が日本で育った人よりも共通点を感じる時がある、などの発見も積み重ねながら、どうやって違いを乗り越えて共に生きていくかという工夫をする機会を持つことで同質化圧力が低い、違いに寛容な場ができると思います。こうしたことを通じて多様な人々が互いに認め合いながら共に生きる職場、地域、国を作ってゆくことができるでしょう。ひるねさんがおっしゃる通り、それは、企業にとっても地域にとっても、もちろん国にとっても大きな力になると思います。 最後に、真打ちさんの「認定された相手を信じ共に成長する」という言葉には、一緒に生きていく、ということに対する強い決意が感じられました。 多くの人にとって、難民の方々は遠い存在かもしれません。ですが、同じ時代に同じ星の上に生まれた隣人です。その方々が苦しみの中にある時に、関係ないとそっぽを向いていても、その影響は、私たちの生活のいたるところに出てきます。共に生きると心を決めて、問題があれば共に解決し、共により良い地球を作っていけたら、全ての人の命が輝くのではないでしょうか。 皆さんにも引き続き、模索と工夫を続けて頂きたいと思います。 この一週間、私も気づきと励ましを頂きました。お付き合いありがとうございました。★木山議長の過去の円卓会議より・シリア難民、EUは16万人受け入れ。日本も難民受け入れますか?・熊本地震。被災地支援していますか?・国際支援、してますか?
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