イー・ウーマン（ewoman）

みなさま、少子化ジャーナリストの白河桃子です。
 
2016年９月から2017年３月まで、政府の『働き方改革実現会議』の有識者議員を務め、ファザーリングジャパンやワーク・ライフバランス社など多くの方と一緒に「日本の無制限な働き方に上限を」と長時間労働撲滅プロジェクトをすすめてきました。
 
おかげさまで、３月の「働き方改革実行プラン」では、日本で初めて「青天井だった時間外労働」に罰則つき上限ができることになりました。
 
その結果、世をあげて「働き方改革」ブーム。しかし、今は混乱期でもあります。
 
例えば、2017年5月中旬、東京、品川、新橋の各駅に貼られた、サイボウズのユニークなポスターが話題になりました。
「ノー残業、楽勝！予算達成しなくていいならね。」「労働時間削減、結局現場にムチャぶりですか？」というキャッチコピーが、『早く帰れだけ言われても、仕事の量も制度も何も変わらない』という現場の働く人の心を、がっつりつかんだのですね。
 
だからといって「やっぱり無理だったんだ」と、このまま何も変わらなくていいのでしょうか？
「働き方改革」は「今まで当たり前と思っていたこと」を見直す、いいきっかけかもしれません。
 
不夜城の広告会社や新聞社でも「うちみたいな会社が、早く帰れと１０時消灯になったんですよ！」「夜回りが禁止になりました！」と、多くの方から驚きの声の報告を受けています。
会議を８分の一（資料、頻度、参加人数、時間すべてを２分の一）という運動をしている会社もあれば、子どものいない営業女性が「ママになりきってひと月働く」プロジェクトを通じて、会社を動かす・・・さまざまな例があります。

私の会議のテーマは
「あなたの会社の働き方改革、うまくいっていますか？」です。
　YES NOでお答えいただき、うまくいっている制度、うまくいっていない制度、また制度はあるけど「運用」の不備など……制度と運用の成功事例、失敗事例、ぜひぜひ共有してください。
 
仕事の内容は違っても、他の会社に学べるところは大きいと思います。愚痴も不満も、吐き出せばスッキリします。　
今「孤独な働き方改革を一人で頑張っています」という方もたくさんいるので、ここでつながったり、励まし合ったりする場になればいいと思っています。
それではたくさんの投稿をお待ちしております！
 
★７月１５日（土）　新刊発売！　「働き方改革」についての取材と経験のすべてをつぎ込みました。「働き方改革ってなに？」「トップが全く理解ないんだけど」とお悩みの方、ぜひお読みくださいませ。
『御社の働き方改革、ここが間違ってます!  残業削減で伸びるすごい会社』(PHP新書)



★白河桃子さんも登壇します！
7/23開催　第22回国際女性ビジネス会議
円卓会議103 「働き方改革。今（仮）」

★白河議長の過去の円卓会議
・シングルでも、まずは子どもが欲しい?

• 2017.07.14
• 白河桃子 相模女子大学大学院特任教授、昭和女子大学客員教授、東京大学大学院情報学環客員研究員