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会議番号:3454 開催期間 2017年09月01日- 01月12日
北朝鮮が9月3日に強行した6回目の核実験を受け、制裁強化策を論議する国連安全保障理事会の緊急会合が始まりました。9月11日をメドに追加制裁を採択するスピード採決を目指していますが、手間取ることも予想されます。常任理事国(P5)の一員として拒否権を持つ中国、ロシアの出方を予測することが難しいためです。 特に中国については、<DiamondBar>さんが「中国が本気で経済制裁をすれば、石油の供給が止まり北朝鮮は経済どころか生活も立ち行かなくなる」と指摘するように、原油供給は中国が北朝鮮への影響力を発揮できる大きなカードです。このカードを中国が切ろうとしないのは、2つの理由があるとみられます。 <DiamondBar>さんは、かつてABCD包囲網に直面した日本が戦争へと暴走した事例を挙げていますが、まさに退路を完全に断たれた北朝鮮が予測不能の暴走に向かう、つまり中国の辺境安全保障にとっても深刻な事態を招きかねないというのが1番目の理由です。また万一、原油供給を遮断しても効果がない=核とミサイルの開発がさらに続く、という結果になった場合、中国の影響力は完全に否定されてしまうという事態となることを憂慮していることが2番目の理由です。 <あさーかす>さんが指摘した「世界的に各国と連携をとり」ながら、これまでの制裁履行を徹底していれば状況は少しは変わっていたかもしれませんが、<unagi>さんが指摘する通り、「北朝鮮と国交のある160か国もの国が米国と足並みを揃えるとは思えない」のが実情です。日米が主導しているような現在の制裁枠組みに完全に同調している国は少数派、というのが残念ながら実態です。さらに<しろえちゃん>さんの「トランプ大統領の発言には何もしなくていいのか?」という問いかけは重要です。 歴代の米大統領とは全く毛色の異なるトランプ大統領の「指先外交」を信頼して足並みをそろえようとする国は、これも少数派だと思います。こうした状況での日本の役割を考えてみたいと思います。北朝鮮を巡る緊張を緩和する為に、日本にはどのような役割があると思いますか?
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