私が国際平和デーいわゆるピースデーについて初めて知ったのは、イギリスのジェレミー・ギリという人物が「一年に一日だけでも停戦を実現させたい」という思いで多くの影響力のある人物たちを説得し、「Peace One Day」というムーブメントを起こした軌跡を追ったドキュメンタリー『ザ・デイ・アフター・ピース』を見たことがきっかけでした。当時フリーランスのライターだった私は、情熱でハードルを突破していくジェレミーの姿に「これは日本でもより多くの人々に知ってもらわねば!」と思って、自分のコラムで取り上げ、このドキュメンタリーの自主上映会を企画した、という経緯があります。ジェレミーの突破力と巻き込み力によって、日本では認知はまだまだではありますが、ピースデーは世界的に見ると昨年の時点で22億人にリーチ を実現し、一人の問題意識や情熱が積み重なって大きな山を動かすということを示してくれています。