働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3465 開催期間 2017年10月20日- 10月27日
たくさんの投票と投稿をありがとうございます。「Yes77%」という数字は、私にとっては心強い限りです。 tulipさん、再度の投稿をありがとうございます。たぶん、同じように考えていらっしゃる方も多いと思いますので、私の考え方を説明させていただきます。 「愛を持って冷静にお尻を叩くのは、前者とは全く意味が違い『体罰』とは思いません」(tulipさん)というのは、日本で今まで良しとされてきた「愛の鞭」という考え方だと思います。 「その場合は、子どもがなぜ危険行為をしたのかも考えた上で叩くのです」(tulipさん)ということですが、たぶん、言葉がわからない子どもを指してはいないと思いますので、「子どもがなぜ危険行為をしたのかも考えた上で」というのは、親の側の解釈なのかなと思いました。私は子ども自身がなぜそのような行動をしたのかを、子どもに聞いて話させたり、子どもの心を考えることが必要と考えます。前回も書きましたが、もちろん危険な行為は制することが必要。ですが「なぜ危険行為をしたのかも考えた」ら、それをどう解決していったらいいのかを子どもと共に考えていけばいいこと。子どもがなぜそのような行動をするのかということに、解決のヒントがあると思います。あえてそこで「お尻を叩く」という行為は必要でないでしょう。 たとえば、おもちゃの取り合いをしている子どもが、相手の子を3回叩いたとしましょう。叩かずに口で伝えることを促す、どのようにしたらいいのかを子ども同士で考えさせる、または親が解決の選択肢をいくつか提案するなど。そのように関われば、「相手を叩くことは悪いことなので、あなたを3回叩きます」という必要はありません。 2017年5月にリリースされたものですが、厚生労働省から体罰によらない育児を推進するための啓発資材「子どもを健やかに育むために〜愛の鞭ゼロ作戦〜」というリーフレットが配布されています。私も作成に関わらせていただきました。 体罰はエスカレートする可能性がありますし、どの程度の強さならお尻を叩いていいという線引きもできません。叩いた拍子に転んで頭をぶつける、階段から転げ落ちるなど、意図しない事故も起こっています。叩かずに育てられるなら、その方がいいと思いませんか。 ストレスの爆発の解消法について、いろいろご提案いただきました。 「基本的な躾はユーモアを交えて注意したい」(おれんじ78さん) 「とりあえず6秒間おく」「疲れていると怒りの沸点が低くなるので、自分の疲れを溜めない、自覚する」(ナカサワさん) 「イラッとしたら、子どもから離れる事をおすすめします」(真打ちさん) 「子どもたちの可愛い写真などを周りに置いておく」(シンゴパパさん) など、いろいろな工夫がいいですね。イラっとしたときに、子どもが目の前にいると、ストレスの爆発をぶつけてしまうことになります。自分なりのクールダウンの方法をぜひ見つけていただけたらと思います。 のりぴょんさんからは「働く母にとって、『ただいま~』と言って入っていくと子どもと夕食が食べられる場」というご提案がありました。子ども食堂というか、地域食堂みたいな活動も広がってきています。自分と子どもだけだとイライラが溜まってしまうこともあるけれど、愚痴ったり話し合えるとすっきりしますし、たくさんの人数で食べると食事時間も楽しくなります。 叩かない子育て、日本は実現できますか? 「周囲の視線がプレッシャーとなることがあります」(もろりんさん)という言葉のように、子育てしていると自分は叩きたくないけれど、叩いて育てるべきというプレッシャーに負けそうになるということもあると思います。そんなときは、どのように心を保ったらいいでしょうか? ご自身が叩かないで子育てするために工夫していることや、周囲ができることなど、ぜひご投稿ください。 ★高祖議長の近著をご紹介します『イラストでよくわかる 感情的にならない子育て』(かんき出版10月18日発行)★高祖議長の過去の円卓会議より・しつけのつもりが行き過ぎる。理解できますか?・学校での体罰、経験ありますか?・児童虐待、過去最多12万件。5割が「心理的虐待」。防げますか?
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