働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3479 開催期間 2018年02月02日- 02月09日
寒い日が続いていますがお変わりございませんか。小児精神科医の古荘純一です。 ここ数年、とりわけ昨年は、発達障害に関する記事や番組を目にすることが増えたように感じています。たとえば2017年9月22日放映のNHKスペシャルで話題になっていましたが、NHKでは「発達障害プロジェクト」として、「複数の番組が連携して2017年5月から1年かけ、発達障害について集中的に特集する予定」とのことです。 世間の興味・関心が高まるのはいいのですが、誤解や混乱も広がっているようです。10人に1人あるいはそれ以上の人が該当するという意見も出始めています。発達障害について、ネットで検索された人も多いでしょう。発達障害に限ったことではありませんが非常に多くのサイトがヒットし、その内容は玉石混合ともいえる状態です。支援を謳うサイトにも、チェックリスト方式でその可能性を判断する内容のものがあり、自分も該当するのでは・・・と思った人も多いのではないでしょうか?書店に行けば、発達障害の書籍が多数並んでいます。当事者自身が書いた書籍など、非常に話題になった書籍も多数あります。 「空気が読めない」、「集団行動が苦手」などの要因を、安易に発達障害に結びつける風潮もあるように感じます。医療機関には、診断や支援を求めての診察予約が殺到し、予約がとれない、とれても数か月中には1年以上先であるという事態も生じています。 昨年1月20日に、総務省は、文部科学省、厚生労働省に、①発達障害の早期発見、②適切な支援と情報の引継ぎ、③専門的医療機関の確保、の3点を要旨とした、発達障害者支援に関する行政評価・監視<結果に基づく勧告>を行っています。 そこで、今回のテーマは、「自分は発達障害かも、と思ったことありますか?」といたしました。すでに発達障害と診断されている当事者の方も含めて議論していければと思います。1日目は、そう思ったきっかけやその後の対応についてのご意見をお待ちしています。テーマに対してのYes, Noはご自身についてお答えいただきますが、発達障害についてのご意見はご自身のことに限定せず、ご家族のことでも結構です。まずYes, Noをお答えいただき、それからご意見をお寄せください。★古荘議長の著書もお読みください『発達障害とはなにか 誤解をとく』(朝日選書)★古荘議長の過去の円卓会議より・発達障害の『障害』という診断名、違和感ありますか?・病気か個人の問題か、迷うことはありますか?・家族に障害者がいることは不幸だと思いますか?
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