働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3487 開催期間 2018年03月30日- 04月06日
たくさんの投稿をありがとうございました。 「漠然と」や「はっとさせられた…」とあるように、自身が当事者となるイメージは難しいと思います。私もこの仕事に関わることで、若年介護のハードルを知ることができました。 私が印象に残っている事例は、40代の会社経営者(独身)が脳卒中より後遺症となったケースです。依頼者は社員でした。社長は失意のどん底で、社員はその車いすを押しながら、会社はどうなっていくのだろうという不安気な表情をしていらっしゃいました。 また別のケースでは、末期がんの宣告を受けた40代の男性(独身)の、ターミナル期に移行するまでの利用先を探しました。遠方に住む両親も、自分の子どもが入る老人ホームを探すことに戸惑われていました。 2ケースとも、サービス付き高齢者向け住宅、いわゆる「サ高住」に入居しました。老人ホームよりもプライバシーが保たれ、仕事が続けられる環境がベターとの考えからです。介護の人手が少ない分は自費でカバーをして頂きました。前者は資金に余裕があり、後者は利用期間が短い理由からです。 高齢者と異なることは、期間が長い、性に配慮、費用です。例えば、女性が施設入居する時は、同性による介護が選択できるかどうかを必ず確認します。限られた職員で運営している施設の中には、男性が身体介助をせざるを得ないところもあるからです。もちろん、高齢者で気にされる方にも同様の確認をします。 民間の介護保険に加入しているというあさーかすさんは、備えあれば患いなしですね。お金も大事というJerrybさんとお考えが近いのでしょう。介護サービスは高齢者と同じですが、大きな違いは利用期間が長くなることです。貯金を切り崩しながらの利用は限界があるので、終身保証の保険は1つの安心材料になると思います。働けなくなった際に給与の一定割合を補償する保険をかけておく方法もあります。 まずはどこへお尋ねしたら?とのご質問のめぐっちさん。高齢者の時と同様に地域包括支援センターになります。後遺症の場合はリハビリ病院(病棟)を経由することになるので、医療ソーシャルワーカに相談もできます。 最後は自身が当事者になった場合を想定していただきましたが、初めて想像した方も多かったのではないでしょうか? 「急な介護」は、親だけでなく、自分自身にもあり得ることです。万一の際でも、情報を知っておけば、途方に暮れることなく、専門職からの助言も受け取りやすいと思います。そして、次のステップを明確にすることができます。 これからは自分のことも含めて、情報を集めておく大切さを考えていただけたらと思います。一週間、ありがとうございました。★笹川議長の過去の円卓会議・親の介護。老人ホーム選びで困ったことありますか?
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