働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3508 開催期間 2018年08月24日- 08月31日
この8月、驚くようなニュースが飛び込んできました。東京医科大学が長年にわたり、入試で女子の得点を減点し、合格者全体の3割に抑えるよう「女性差別」を続けてきたというのです。 東京医科大は氷山の一角との指摘もあります。新聞、週刊誌などは、今回の件を受けて全国医学部合格者の男女別倍率に差があることを報じています。文部科学省は8月下旬を締め切りとして、全国の国公立私立大学に緊急調査を行っているところです。 問題発覚当初、文部科学省は「入試の募集要項に女子合格枠を明確に記載していなかったとしたら問題だ」というコメントを発表しました。募集要項に記載をしていれば、合格時に女子差別を行ってもいいのでしょうか。これに対して専門家の間には、憲法で定める性別による差別の禁止(14条第1項)に抵触すると指摘する人もいます。教育の機会均等を定めた教育基本法第4条第1項にも反するとされています。 驚くことに、医療の現場から、また女性医師からも、医学部入り口での女性の絞り込みは「必要悪」であるとの声も上がっています。24時間対応が求められる外科などでは男性医師が必要だ、女性医師は子育て期は両立が難しく離職率が高い、といった現状をかんがみると、女性の入学者の抑制はやむをえないというのです。 このように性別役割分業に基づいた長時間労働を前提に、入り口で女性の合格者数を絞り込むということは、医学部入試のみならず、企業では広く一般的に行われてきました。 東京医科大学の入試問題により、いま改めて、入試や就職での「女性差別」が浮きぼりになってきました。あなたもこうした「入口での女性差別」を体験したり、見聞きしたりしたことがありますか。体験談やエピソード、そのときどう対処されたかを教えてください。★野村議長の過去の円卓会議より・フェイクニュースにだまされない自信、ありますか?・定年を意識したことがありますか?
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