働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3538 開催期間 2019年04月05日- 04月12日
今回は、海外からの投稿もいただきました。niconicoさんのように「ちょっとした体調の変化についても相談」できる医師をお持ちの方もいれば、Zonnetjeさんのように「かかりつけ医を通さなければならない国に住んで」いるものの相談できる医師がまだ見つかっていないという方もおりました。 「かかりつけの医師はみなさんどうやって見つけたのでしょうか?(ねじさん)」と質問がきておりますが、niconicoさんからは「相性もあるので、評判等をよく調べて、数人トライするのがいい」「年齢の近い友人から紹介してもらう」などのご意見をいただきました。私の外来でも、家族や友人などの紹介で受診した、という方がかなり多いので、受診したことがある方からクリニックや医師についての情報を事前に得ておくと、受診に際して少し安心感があるかもしれません。 また、更年期に入った方(ねじさん・ナカサワさん・UNAUNAさん)からも「相談できる婦人科を見つけておきたい」「どこへ行くべきか」などのお悩みをいただきました。総合病院であれば、更年期外来のような専門外来を持っている産婦人科がある病院を受診するとよいと思います。また、日本女性医学学会(旧:更年期医学会)のホームページには、地域別に専門医が掲載されておりますので、医師探しの参考になると思います。Abbyiさんがいうように、近くに相談できる医師がいれば一番良いですが、地域性の問題もあり、私の外来でも新幹線通院の方や、飛行機で実家に帰省しながら受診してくださる方もいます。 18歳のJKstyleさんからは、「どんな時に・どんなことを相談できるのかよくわからない」という投稿をいただきました。若い世代ですと、生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)、ニキビ(ピルでよくなることも多いため)などで婦人科に相談に来られる方が多いです。また、将来的な妊娠を考えて相談に来られる方もいます。 プレコンセプションケアという言葉を聞いたことがありますでしょうか。プレコンセプションケアとは、「妊娠前に適切な知識や情報を女性やカップルを対象に提供し、将来の妊娠のためのヘルスケアを行うこと」で、最近は、プレコンセプションケア外来を設けている病院もあります。具体的には、体重・血圧・血糖などのチェック、生活習慣の確認、感染症のチェック、必要なワクチン接種、子宮頸がん検診や乳房のチェックなどのチェック項目があります。妊娠前の健康状態を改善することで、より安全・安心な妊娠・出産を可能とするだけでなく、将来的な健康寿命の延伸にもつなげていくことが期待されています。 今回、66%の方がNOで「相談できる婦人科医がいない」、という結果となっていますが、 NOの方も相談できる婦人科医を求めている、という状況が伺えます。 相談できる婦人科医をより見つけやすくするために、どのような情報が必要でしょうか。どのようなところから、どのような形で、どのような内容の情報が発信されればよいか、皆さまのアイディアをお聞かせください。 女性の心身は、女性ホルモンの変動により大きく影響を受けるため、それぞれのライフステージごとにホルモン変動を考慮した健康管理が必要です。そして、適切な時期に適切な正しい知識・情報を得ていくことがとても大切です。男女共通の生活習慣病健診や、がん検診を含む健康診断、人間ドック等による健康管理・チェックも大切ですが、より性差を意識した健康管理も必要と考えます。相談できる婦人科医を持つことのメリットとともに、女性の健康管理のあり方、女性がヘルスリテラシーを向上していくよい方法についてのご意見もお待ちしております。★鈴木議長の過去の円卓会議より・更年期について、学んでいますか?・過去1年、婦人科検診を受けましたか?・体調管理に漢方を使ったことがありますか?
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