働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3551 開催期間 2019年06月28日- 07月05日
たくさんの投稿をありがとうございます。組織がダイバーシティを進化させる目的は、何だと思いますか? という2日目の会議の問いに、とてもしっかり各自の事例や考えをシェアしていただき、ありがたく思います。流石!という内容の投稿で感激です。 おれんじ78さんの指摘の通り、開発、改善に役立ち、DiamondBarさんがご指摘のように、リスク管理やイノベーションといった経営面でのプラス効果も期待でき、micro-macroさんのご指摘の通り、利益拡大やガバナンス強化ができ、Jerrybさんやblueberry53のご指摘の通り、業績向上。ナカサワさんのおっしゃる通り、危機管理にもなるのです。真打ちさんの「幸せへのナビ」という言葉は、深いです。本日掲載させていただいているどの方の投稿も、その通りなので、みなさんじっくり読んでいただきたいと思います。 ポイントは、ダイバーシティの目的が、女性や外国人の採用や、働きやすい組織や環境作りであると勘違いしてしまわないようにすることです。多様な人を採用して、組織を作ることはダイバーシティの第一歩。しかし、その次に、その人たちの意見を取り入れる環境を整えていくこと、そしてその先の本当の目的、イノベーションや利益向上、そしてブランド力が高まり、株価も上がり、とダイバーシティにはステージがあり、大きな最終目的があることを認識していく必要があります。 海外から、リンダ山本さん、ありがとうございます。おっしゃる通りです。一括採用、年功序列は、日本社会を弱くしている大きな原因の一つです。これがダイバーシティが進まない大きな理由です。また、人事制度や労働法にも課題がたくさんあります。 だからそれを壊すために、何が必要か。ということで、この度、ダイバーシティインデックスを開発しました。人数カウントではなく、組織の個人個人の理解を見える化することと、企業利益の関係を見える化する指標が必要だと考えたからです。もちろん1年目の結果からは、まだまだ見えてくるものは少ないでしょう。インデックスは毎年の変化の積み重ねから分析されていくからです。 しかし昨年11月から今年1月の間に8社7000名を対象にサーベイとテストが実施され、積極的に参加された第1回ダイバーシティインデックス参加企業は、以下の通りです。 帝人株式会社 株式会社エー・ジー・ピー 小林製薬株式会社 株式会社ぐるなび 全日本空輸株式会社 日本電気株式会社 ユニリーバ・ジャパン株式会社 株式会社イオン銀行 その他 株式会社ユニカルインターナショナル、株式会社イー・ウーマン です。 うまくいっているから受けるのではなく、人間ドックに入るように毎年受けて、自己チェックをし、この後の1年間をどうするのか具体的に動いていくものです。 今回も見えてきたことの中からいくつかお知らせすると、 *働き方改革や女性活躍推進が進んでいる企業でも、ダイバーシティ経営の真の目的についての理解が進んでいないことが多い *CEOのダイバーシティ発信力が強い企業ほど、社員の共感度も推進力が高い *20-30-40代のダイバーシティにおける知識レベルは50-60代よりも高い傾向。優秀人財の確保にはダイバーシティ環境が必要 *サプライヤーダイバーシティの理解が低い *カミングアウトできる職場と、意見が尊重されていると社員が感じる職場は同じ これだけでは、わかりにくいかもしれませんが、ダイバーシティ意識をチェックすることで課題が見えてきています。今年は第2回目を、2019年11月から2020年1月末日までの3ヶ月間のなかで実施します。みなさんの会社も手をあげて、ダイバーシティインデックス参加企業になりませんか。可視化の重要性を企業経営者に理解してほしいと思っています。 では、金曜日に向けて、最後の議論は、可視化です。ダイバーシティインデックスで、こういったことを可視化してほしい、これとこれの関係を証明していってほしい、こんなデータがあったら自分の会社も動かせるのになど、ダイバーシティの可視化ができたら良いと思っていることがあれば、ぜひ教えてください。また、こういった組織が参加して欲しいなどもあれば、ぜひ。 様々なご提案をお待ちしております。★日本初!ダイバーシティを数値化する「ダイバーシティインデックス」公式サイトはこちら★国内最大級のダイバーシティカンファレンス 第24回 国際女性ビジネス会議★佐々木かをりの過去の円卓会議より・ダイバーシティの測定、良い方法ありますか?・あなたの会社、ダイバーシティ進んでいますか? ・自分の「スケールアップ」続けていますか? ・時間管理、できていますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.