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会議番号:3574 開催期間 2019年12月06日- 12月13日
米中貿易協議が波乱含みで続くなか、日本は米中両国とどう向き合うのか、いろいろなご意見ありがとうございました。 米中の争いに日本が巻き込まれるのは困りますが、DiamondBarさんが指摘されたように、日本にとって両国は輸出でも輸入でも第一と第二の相手国(輸出入いずれも中国が第1位)です。会社にたとえれば「販売先と仕入先の上位2社が互いにいがみ合っている状況で、どちらかとの取引が滞れば会社は存続の危機に陥る」という見立ては、日本の現状を的確に言い当てていると思います。 DiamondBarさんは、米中の間に入って、「両国の経済的ダメージを最小限にする」のが日本の役割だと言います。バランサーの役割ですね。blueberry53さんも、日米の連携堅持を前提としたうえで、「日中の友好姿勢が米中の対立を緩和するという意味で重要だということを中国、米国双方に理解させること」が大切だと提案しています。あさーかすさんも、日米同盟を保ちながら、中国との経済連携を強化することで、「(米中)両国の安定が図れれば」と言います。 米中双方からバランサーとして日本が信頼されるには、双方の言いなりにならないという立ち位置が大事だと思います。その点で、「とても心配しているのが安倍氏の対応」だと、パフィンドーナッツさんは言います。トランプさんは、実業家の視点で、目先のこと、自国のことしか考えていないのに、安倍さんはそれに従っているだけのように見えるからだと思います。 真打ちさんも、対中赤字のツケを日本で「清算」しようとするのは、実業家トランプ氏のお家芸だと見抜いたところで、習近平国家主席の訪日を控えた日本は、米国にからまれないように、ますます武器を含む米国産品の「爆買い」に励むのではないかとみているようですね。私もそう思います。しかし、米国のツケの「清算」に協力すればするほど、中国からは歴史の「清算」を迫られることになりかねません。外交は難しいですね。 閉幕した臨時国会は、季節外れのお花見国会で、「桜を見る会」問題が着目されました。あの会は、疑惑の花盛りですから、もっと論議をしてほしかったと思いますが、日米貿易交渉やホルムズ海峡への自衛艦の派遣などについても、もっと突っ込んだ議論が必要だったと思います。bluberry53さんが見通しているように、 米中の対立がトランプさんの気まぐれではなく、仮に政権が共和党から民主党に代わっても続きそうな気配ですから、日本が米国の無理難題に従っているだけでは、米国の中国に対する戦略の先兵としてこき使われることになりかねないからです。政権が前のめりになる歯止めは、議会の大きな役割でしょう。 さて、米中摩擦の本筋に戻って、制裁を発動しながら中国の譲歩を待つという米国の交渉術は、やりすぎでしょうか。それとも、市場経済の蜜だけは吸うけれども、民主主義には背を向けて強権国家の道を進む中国に立ち向かうには、こわもて路線しかないのでしょうか。米中貿易協議にからめて、トランプさんand/or習さんに、言いたいことはありませんか。みなさんのご意見をお待ちします。★高成田議長の過去の円卓会議より・消費増税。「買い物」に変化はありますか?・横浜IR。カジノに行きますか?・日米同盟、安泰ですか?
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