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会議番号:3579 開催期間 2020年01月31日- 02月07日
SDGsアクションのスケールアップと加速化について、いろいろな投稿が集まりました。企業や業界団体によるルールづくり(yukodeluxeさん)、それぞれの目標に該当する機関へ協力範囲を拡大(真打ちさん)、企業や行政に働きかけて動かす、法規制を設ける(ニライカナイさん)など、業界全体への働きかけや制度は非常に重要ですね。 また、国連とビジネス界との連携の枠組みである「国連グローバル・コンパクト」では、SDGs達成のための「行動の10年」においてビジネスがもたらすことのできるインパクトを拡大するために、SDG Ambition を提唱しています。すなわち、1)SDGs達成という野心的な目標を社の戦略とガバナンスに据え、2)事業活動全体にSDGsを主流化し、そして、3)消費者・株主・投資家を含むステークホルダーを巻き込む、という三本柱からなるもので、点の戦いをいかに線・面の戦いにしていくかを謳っています。 さらに、メディアや日常会話でも取り上げる(パフィンドーナッツさん)、技術的な進展と、競争原理やご褒美が必要(blueberry53さん)というポイントを挙げていただきました。企業・団体・自治体・学校などのSDGs達成に向けた優れた取り組みを顕彰する日本政府の「ジャパンSDGsアワード」という表彰制度も、SDGsへの関心を広げ、やる気を高める上で大きな役割を果たしているでしょう。 SDGsの実践の取り組みを拡大していく上で、若者を巻き込み、当事者として関わってもらうことは不可欠だと考えます。今日の若者たちは、SDGsが目指す最終年の2030年には私たちの社会の中心を担っています。SDGsの達成に向けて順調に進捗するかどうかは、彼らの将来を左右しかねません。朝日新聞が半年ごとに首都圏で行っているSDGs認知度調査では、特に15から29歳という若い年代でSDGsの認知が急激に伸びていることがわかります。 学校でも、小学校では来年度から、中学校では再来年度からSDGsが学習指導要領に盛り込まれて、生徒たちがSDGsについて学ぶようになります。その動きを先取りする形で教える学校や先生も存在し、すでに入試問題にも出題され始めています。あるニュース番組は、今年の中学受験に出そうな時事用語予想でSDGsを1位に挙げていました。 知識としてだけでなく実践という面でも、若者のエネルギーと行動力には目を見張るものがあります。先月静岡市主催の「SDGs Collection」という、ステージあり、地元企業や学校のSDGsアクションのブース展示あり、SDGsに配慮した物産の販売ありという大規模なイベントを視察しました。ここで一番勇気づけられたのは、高校の生徒たちがSDGsについて学ぶことにとどまらず、過疎化や放任竹林、地元経済の活性化など足元の課題を解決しようと自分たちなりに考え、行動に移していることでした。 そこで、円卓会議最終日に向けて、こうした若者の動きを応援するために、個人で、学校で、家庭で、地域で、また企業レベルでどんな後押しができるか、皆さんからの投稿をお待ちしています。◆根本議長の過去の円卓会議より・国際女性デー、知っていましたか?・「SDGs」に取り組んでいますか? (2016年9月)・世界の貧困。2030年までになくせると思いますか?◆関連テーマの円卓会議・SDGs経営やESG投資、興味ありますか?
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