働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3579 開催期間 2020年01月31日- 02月07日
柔軟性と行動力をあわせ持つ若者たちへの後押しとして、大人が耳をかたむけ、若者の発表の場へ足を運ぶ(Jerrybさん)、オープンキャンパスなどで幅広い世代で学び合う(ひるねさん)、地域では講座開催、職場では上司が若者に学ぶ(真打ちさん)、政府、企業や大学などが無料ワークショップを継続開催(やっちゃん24さん)など、学びに関する応援の投稿を多くいただきました。大人が持つネットワークや資金の提供はいかがでしょうか? 2019年12月に都内で開催された「超文化祭〜未来をつくるソーシャルアクションフェス」に出席しました。学校の枠を超えてSDGsへの関心を持った中高生たちが集まり、オーガニックコットンやフェアトレードなどの熱意・アイデア・行動力の詰まったプロジェクトを企画し、応援したいという気持ちとネットワークを持つ大人たちにプレゼンし、寄付も募る、というイベントでした。 超文化祭では、世界レベルの議論と自分たちの足元の課題とをつなげて行動に移すことのできる中高生たちの逞しさに感動しましたが、グローバルな動きと比べて日本の若者たちに危機感が薄いと思われるのが、人類の存続を左右する最大の脅威とも言われる気候変動。日本も気候危機の例外ではなく、2018年に西日本を襲った水害は気候変動がなければここまでひどくはならなかっただろうと科学者も分析しています。ドイツのNGOによると、2018年に気候リスクが最も高かった国は日本です。しかしながら、若者たちを中心にグレタ・トゥーンベリさんに触発されて気候ストライキに参加した人々の数が、2019年9月20日だけで世界で400万人以上に上ったのに対して、日本では全国あわせて5000名に留まりました。映画「天気の子」の新海誠監督にとっても、日本国内、そして海外で観客やマスコミと接する中で国によって反応が鮮やかに異なることは印象的なことの一つでした。「アメリカ、イギリスやフランスなどのヨーロッパ、そしてインドでは、ジャーナリストが尋ねることのメインはほぼ気候変動。観客の感想も、ジャーナリストの態度とある程度比例しているように感じました。(中略)日本の観客はこの映画と温暖化を結び付けて考える人はほとんどいなかったようで、そこはやはり国ごとの事情を反映しているのだと思います」と国連広報センターとのインタビューの中で新海監督は語っています。 今年は国連が2度の世界大戦を経て創設されて75周年。75周年に際して、国連は人々からの意見に耳を傾けることを第一に考え、事務総長に提言することもできるアンケート調査に参加してもらうとともに、世界各地において「国連が100歳を迎える2045年どんな世界を望むのか、課題は何か、自分には何ができるのか」を柱にグローバル対話をグループで開催してもらいたいと期待しています。そこでは、特に若者たちに積極的に参加してもらいたいと考え、事務総長も率先して若者たちとの対話を行っています。 東京では2月17日に、国連で管理戦略などを統括するキャサリン・ポラード事務次長を迎えて国連創設75周年記念講演を開催します。 グテーレス事務総長がよく言うことですが、若者は明日のリーダーではなく、今日のリーダー。国連では、ユースからSDGsの実現を図ろうと、熱意と才能と行動力あふれる若者たちを世界から17名選び、SDG Young Leadersとして任命しています。新たなSDG Young Leaders 17名を選ぶために今まさに応募を受付中です(締切は2月22日) 任期は2年。日本出身の代表はまだいないため、是非我こそはという日本の若者に応募していただきたいと願っています。 3年半前に同じテーマで円卓会議をナビゲートした時と比較して、YESの割合が3倍以上に伸び、そして投稿の質も入口論ではなく本質に迫る濃い内容のものばかり。議長として大いに勇気づけられました。活発に議論に参加してくださって、本当にありがとうございます!そして、皆さんの積極的なSDGアクションに期待しています。◆根本議長の過去の円卓会議より・国際女性デー、知っていましたか?・「SDGs」に取り組んでいますか? (2016年9月)・世界の貧困。2030年までになくせると思いますか?◆関連テーマの円卓会議・SDGs経営やESG投資、興味ありますか?
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