イー・ウーマン（ewoman）

電気自動車に変えます（Tosuku・東京都・61）

私は、たとえ少しの間でも原発を稼働させるのは反対です。2011年3月11日の東日本大震災クラスの地震がまだ心配されている今、再び原発に頼るのは危険なのではないでしょうか。一番安全で脱酸素に向けて扱いやすいのは電気だと思うので、電気自動車を買う事にします。電気自動車の数が増えれば充電設備も増え、使いやすくなると思います。

意識と発展（真打ち・栃木県・51）

電気自動車と再生可能エネルギーの普及は、包括的な対応をする事で、化石燃料使用という充電時の矛盾を減らす効果が期待できるのでは。仮に電気代が増額しても、電気自動車の購入で減税などの恩恵が見込めるとすれば、総合的に見て大きな影響はないと私は思う。また、次世代技術は個々の意識が上手く噛み合わないと進展の弊害にもなりかねず、暮らしの中で関心を持てる教育の仕組づくりも、意識ある人材を増やすカギではないだろうか。

過渡期の原発稼働はやむなし（abbyi・神奈川県・43）

将来的に、全て再生可能エネルギーへ移行することが前提ですが、脱炭素化を進めるなら原発の稼働はやむなしと考えます。とある企業では、エネルギー使用量を10年間で3割削減したのに、原発の停止による電力会社のCO2換算係数の悪化により、CO2排出量は10年間で全く変わらなかった、という話も聞きました。再生可能エネルギーの供給を増やすのには時間がかかるので、その間の原発稼働は仕方ないと思います。

今、現実的な議論を進める必要（blueberry53・大阪府・64）

電気自動車などの輸送手段だけでなく、温暖化対策、ＩＴ化など電力に頼る社会を想定すると、低廉で安定した電力供給が欠かせないと思いますが、再生可能エネルギーにも自然の改変に伴う自然保護、また、自然を利用して生活される方への影響との両立、さらには、こまやかな送電線網が必要など課題を持つと思います。また、原発も継続利用には限界があります。私は、再生可能という言葉に流されるのでなく、原発新設を含め、今、現実的な議論を進めなければ電気自動車普及は夢になると思います。

相対的な取り組みで（Piwo・38）

電気自動車のエネルギーが原発からの電力ありき、であれば日本の脱炭素計画も不十分だと私は思います。電気自動車の充電ステーションの数もですが、合わせて太陽光パネル設置にも補助金を出してはどうでしょう。集合住宅の屋上や家の屋根に電気自動車充電用のパネルを設置するのに補助金や免税適用などがあるなら、電気自動車を考える人も増えるのではないでしょうか。私は電気自動車購入に合わせ、充電設備と太陽光パネル設置が格安セットになるなら買います。

原発から再生可能エネルギー（やっちゃん２４・大阪府・52）

原発依存から、再生可能エネルギーの比率を上げて欲しいです。以前は経済や効率から原発やむなしと考えていましたが、福島の状況をニュースで見ると、リスクや廃棄物の処理から再生可能エネルギーの必要性を感じます。高額になってもそれが現実なのだと受け入れ、対応していきたいと思います。電気自動車は購入後の取り扱いが面倒だと思い、私にはハイブリッド車が現実的な選択ですが、再生可能エネルギーで非接触での充電ができる社会になれば理想なのだと学びました。

再生エネとペアなら今買います（Jerryb・東京都・54）

給電インフラを増やしてもらえたら、そしてそれが100％再生エネルギー使用であれば、電気自動車を買うことに違った意味が出てくるので買ってもいいかもと思いました。原発に頼らなくて済む社会を作っていきたいです。

原発が必要であればNo（hiro2・62）

みなさんの意見に既に出ていますが、電気自動車の電源の問題があるので、簡単にyes-noを決めかねます。現在の電気自動車は、レコードで聴く音楽が現在のネット配信に変わった途中のMDやCDラジカセのような印象があり、中途半端。もっと根本的に電源問題から含めてひっくり返す解決策があるのではないでしょうか。

ビジネスチャンスなのに。（costas・東京都・54）

世界の再エネ発電量は既に原発を超え、コストも大差なし。発電量の不安定さは揚水発電・燃料電池での蓄電やスマート送電でカバー。もう趨勢は再エネ化で揺るがず、各国が新市場獲得に鎬を削る現実。太陽光は大規模型から農地と共存するような分散型へ。洋上風力は相当な発電量が見込まれ、大設備で部品点数も多く産業と雇用の創出にも期待できるとのこと。斜陽の原発一本にしがみついてこのパラダイムチェンジ（≒ビジネスチャンス）を寝過ごしていいものでしょうか。

hiro2さんがおっしゃるように、電気自動車が、脱炭素の「最終形」ではないかもしれませんね。それに電気自動車自体はゼロ・エミッションであっても、発電はどうなのか、生産するときのCO2はどうなのか、使用済み電池の廃棄はどうなのかというトータルとしての温暖化ガス問題もありそうです。
 
補助金を出しても再生可能エネルギーを推進するということには皆さん、あまり反対はないようですが、それまでの間、既存の原発を稼働させたほうがいいという「現実的な選択」をというabbyiさんやblueberry53さんのご意見ももっともだと思います。ちょうど福井県知事が40年を超えて原発を稼働させることに賛成したというニュースも飛び込んで来ました。
 
再生可能エネルギーはもちろんこれからの電源として極めて重要ではありますが、電源としての不安定性（天気や風に左右される）をどのように克服するかという問題はまだ完全には解決のめどが立っていません。それに日本としての電源安定性を考えるなら、現在のような50ヘルツと60ヘルツが混在するという状況も電力融通上ネックになっています（これを解決するには数兆円という投資が必要という話を電力会社から聞いたことがありますが、本当にそういう試算があるのかどうか確認はしていません）。
 
ただ現在の電気自動車が最終形であってもなくても、脱炭素化を目指す一つの有力手段であることは間違いなさそうです。さらにトータルとして本当に脱炭素に貢献するのかどうか、調べてみたいと思います。1週間、ありがとうございました。私もハイブリッドにするか電気自動車にするか、これから悩みます。


★藤田議長の過去の円卓会議より
・今日までの菅総理。評価しますか？
・新内閣で期待する人はいますか？
・Go Toキャンペーン、利用しますか？

• 2021.04.30
• 藤田正美 フリージャーナリスト、『ニューズウィーク日本版』元編集主幹