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会議番号:3648 開催期間 2021年07月09日- 08月20日
東京で4回目の緊急事態宣言が適用されることになりました。今回はオリンピックやお盆の季節までカバーするため、8月22日まで6週間というかつてない長期になります。 街の飲食店からは「恨み節」が聞こえる一方、街頭インタビューでは「効果は限定的」という声も聞こえてきます。とはいえ、他に打つ手があるわけではないので、政府はやらざるを得ないということです。今までとは少し違っているのは、お店に対する支援金の支給をもっと早くするよう意識し始めたということでしょうか。 昨年9月に菅内閣が成立して以来、官房長官として評価が高かっただけに、どのような首相になるのか興味深く見てきました。しかし出だしから、総務省の接待問題や菅首相の長男の関わりなどが問題になりました。総理が総務大臣をしていたときに長男は秘書官をしており、その後、総務省が所管する企業である東北新社に就職、そして総務省幹部の接待に関わるという「事件」でした。 このとき、総理は「息子は別人格」という驚くべき発言をしました。もしこの論理が通るのなら、家族が金品を受け取ったとしても、別人格であって権限があるわけではないから何ら罪にはならないということになり、政治家もセーフということになります。私にとって驚きの発言でした。 次に驚いたのは昨年末、コロナの陽性者が急増していたとき、政府はいわゆるGo Toキャンペーンをしていました。キャンペーンを中止すべきと専門家が主張したときにも「旅行とコロナ陽性者は直接の因果関係がない」と年末までキャンペーンを続けました。そして年末になって、感染者がさらに急増したのを見て、慌ててキャンペーンを中止しました。「人流が増えれば感染が増える」というのが現在の政府の見解ですが、昨年末には人流と感染は関係ないと主張していたのです。 コロナ禍ほど大きなパンデミックはそう頻繁に起こることではないので、対策が右往左往するのはある程度、仕方のないことです。しかし国のリーダーの言葉が右往左往してはいけません。政治家は言葉で勝負する仕事だからです。国会答弁や記者会見の総理の言葉に説得力がないと批判されるのは、そこが問題だからです。 というわけで私は菅総理に批判的ですが、皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。菅総理の判断力、評価しますか? 1週間、いろいろ議論しましょう。皆さんのご意見をお待ちしております。★藤田議長の過去の円卓会議より・今、車を買うなら、電気自動車?・対中関係、厳しくなっていると思いますか?・今日までの菅総理。評価しますか?(2020年10月)
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