働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3665 開催期間 2021年11月19日- 11月16日
乱暴な比喩にも拘らず、皆さん真剣に考えて、たくさんの投稿をどうもありがとうございました! 日本に起きたらと考えたら納得、とニライカナイさんにおっしゃっていただき、勇気を出して日本を舞台してみて良かったと思いました。1990年代後半に、必ずしも国家運営に成功していたとは言えないタリバンは、人材豊富とは言えません。人材豊富な日本であったとしても難しいかじ取りをしている状況であると、皆さんにご理解いただけたらありがたいです。 ニライカナイさんやパフィンドーナッツさんがおっしゃる様に、先ず、地域での助け合いは必須ですね。実際に、現地にいる同僚たちも、通常業務としての支援活動はもとより、個人的にも、できる限りの支え合いをしているようです。 DiamondBarさんがおっしゃる様に、現地の金融機関がまともに機能できていないのは、資金がないからで、公務員の給与を支払うための国の資産が、凍結されている状況です。 Achikoさんのコメントの様に、先ずはアフガニスタン国民の資金を取り戻して食料を確保する、その上でシンゴパパさんもご指摘の教育機会を保証することは、最重要課題の一つだと思います。 皆さんは、意外に思われるかもしれませんが、ナンガルハル県のタリバン政権の人道支援の担当者は、カブール制圧の翌日の8月16日には、県内で活動する人道支援団体に、必要なことを話し合いたいので集まって欲しいと呼びかけました。流石に政権奪取の翌日で、まだ戒厳令下にあったので、日を改めて会議をすることになりましたが、その後10日も経たない内に、正式な会合が開かれました。その席でタリバン政権の担当者は、人道支援の継続を改めて正式に依頼して、人道支援活動をする職員の安全を保証する、と宣言したのです。ジェンは、女子教育促進のための女性の教師の育成を含む教育の事業も行っているので、その活動を続けられるか案じていました。タリバン担当官に確認したところ、この事業に関わる職員の安全も保証する、とのことだったので9月5日には在宅勤務を解除して、全面的に活動を再開しました。全ての県の状況が同じ訳ではありませんが、過去20年間に作り上げられた仕組みを活かして、政権運営をしようとする姿勢が垣間見られる出来事だと思います。 とは言え、飢えている人々が増えていると、同僚たちが教えてくれます。先日は、パンを盗んだ人の話を聞かせてくれました。タリバンと警察は、家までその人を追って行ったところ、お腹を空かせた子どもたちが出てきて、パンにむしゃぶりついたと言います。イスラム法では、盗みを働いた人はその手を切り落とされると聞いています。ですが、その前提として、為政者は、人々が盗まなくても暮らせる社会を提供しなければならない、と定められているのだそうです。盗人を追いかけたタリバンと警察は、涙して盗人を放免したと聞きました。 言うまでもなく、国民が盗みを働かなくても生きていける暮らしを提供するのは、今のアフガニスタンではタリバンの役目です。前政権時代にも人道支援を必要としていたアフガニスタンは今、これまで以上に支援を必要としています。 アフガニスタンの人道支援、私たちにできることは何でしょうか? みなさんご自身でできること、国や世界に望むことなど、率直なご意見や提案を投稿してください。
★木山議長の過去の円卓会議より
・アフガン情勢、ウォッチしていますか?
・厳しい状況下。誰かを励ませていますか?
・日本で「難民の就労」を増やす、いい案ありますか?
★テーマに関連する講演(2021年9月12日開催 第26回国際女性ビジネス会議より)
「私の見たアフガニスタン」安井浩美氏(共同通信社カブール支局通信員)
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