働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3670 開催期間 2022年01月21日- 01月28日
shoshoさんの言われるように、メディアのバイアスを常に意識するのは難しいです。でも基本的には、どのような報道であれ、バイアスはかかっているものだと思います。私の経験から言っても、記事にはストーリーが含まれるものです。ストーリーとは話の「流れ」です。流れは報道する側に必ずあります。たとえば、高齢者の交通事故で「また高齢者が事故を起こしました」と言えば、一連の高齢者の事故と同じという「枠組み」が視聴者の頭のなかに入ってくるでしょう。本当にそうなのかどうかは誰も気にしないかもしれません。 ストーリーは「へぇ、そうなの」という反応を引き出せれば、それだけ効果が高いということができます。そこに「脚色」という問題が入り込みます。先日もオリンピックの記録映画でNHKの字幕に事実確認をしていないコメントが入り込みました。意図的な脚色ではなくとも、ストーリーは入り込みます。たとえば、ニュース映像を見ていると、繰り返し同じ映像が使われていることに気がつくでしょう。事故映像などで多く見られます。「嘘」ではないにせよ、事実を脚色しているのは間違いありません。それが「危険」なことかどうかは、皆さんがそれをどのくらい意識するかにかかってきます。 『ドキュメンタリーは嘘をつく』という本がありましたが、制作者が意図的に嘘をつく場合もあれば、無意識のうちに嘘をつくこともあります。もっとも危険なのはこの無意識に嘘をつく場合でしょう。無意識の嘘こそ、嘘だと思われにくいからです。 とはいえ、そんなことを気にしながら、報道に接するのは気疲れする話ですよね。いちいち本当かどうかなんて他の報道やら資料に当たって確かめるなんてことができるはずもありません。できることは「鵜呑み」にしないことと、興味があることは調べてみることぐらいでしょうか。たとえば私の中では、ロシアへの同情論もあるし、子宮頸がんワクチンについてはどう考えればまだ決着していません。もちろんその他にも「疑問符」がつく問題もたくさんあります。というより疑問符だらけです。真実に行き着くなんてことはとてもできそうにありません。 さて皆さんにとって「真実」とは何でしょう。そもそも真実ってあるのでしょうか?★藤田議長の過去の円卓会議より・国際ニュース、よく見るサイトありますか?・今、車を買うなら、電気自動車?・対中関係、厳しくなっていると思いますか?
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