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会議番号:3679 開催期間 2022年04月08日- 04月15日
皆さま、今回も本当にたくさんの投票&投稿をお寄せくださいまして誠に有難うございました。 今回の円卓会議をきっかけに「外貨預金(ドル立て)があったことを思い出しました」とは、いぬいるかさん。円換算すると、始めたときよりも大きく値上がりしているはずですが、そのぶん他の円建て資産は実質的に減価してしまっているわけで、そう考えると少し長い目で外貨に預金するというのは、立派な「生活防衛手段」であることもわかります。 似た意味合いで、レッズさんは「『卵は一つのかごに盛るな』という格言の意味を実感」とおしゃっています。言うまでもなく、円安にはプラスの面とマイナスの面の両方があるわけで、Penguinさんがおっしゃるように「10年前の超円高の時代」を思い出すと、当時はあちこちで「円高リスク」が声高に叫ばれていたわけです。それが、今では「円安リスク」への懸念。実際、n.danさんのように仕事の面では問題ないものの、生活には少しずつ「しわ寄せ」がきていると感じている方も少なくないようです。 「燃料代の高騰+円安で、調査船の運航日数が激減してしまい、海域調査が出来ない」とご報告いただいたのは黒船さん。このようなところにも、円安の「しわ寄せ」が及んでいるわけですね。もちろん、ガソリンや重油などの価格上昇で燃料代がバカにならないという観点では、農業・漁業関係者の方や海運・陸運・空運事業関係者の方などもご苦労されていることでしょうし、最終的にはその「しわ寄せ」が消費者にも及んでくることとなりそうです。 「嘆いてばかりはいられないけど、何かできることがあれば」という点では、先に触れた外貨預金もそうですし、少し腕に自信のある方なら外国為替証拠金取引、外貨建て投資信託など、手持ち金融資産の運用手法の工夫によって、自衛の策を取るということも一つの検討課題であると思います。もちろん、真打ちさんがおっしゃる通り、ドル建て資産である「金(ゴールド)」で保有するとか、日頃の生活スタイルを少し見直して『小さく暮らす』工夫をしてみるというのも一手ではないかと思われます。 もちろん、このまま一辺倒に円安が進み続けるわけでもないでしょう。日本では、携帯電話料値下げの影響が剥落することでこの4月分から消費者物価指数が一旦大きくすると見られています。発表は5月下旬であり、その結果を受けて日銀が超緩和的な政策方針を見直すとの見方が市場で強まれば、一旦は大きく円高方向に相場が振れる可能性もあると筆者は見ています。仮にそうなったとき、あらためて「手持ち資金の一部を外貨建て資産に振り向けてみたらどうか」などと、今から検討しておいてもいいのではないかと思います。 よく言われるように、円安傾向が強まることは「ニッポンの国としての価値評価が低下している」ことを反映している可能性があります。仮にそうであるとして「一体、ニッポンの何が問題なのか」などといったことを「あらためて皆さまと議論させていただく機会を設けられれば」とも思いました。いずれ、また是非この円卓会議でご一緒致しましょう。このたびは、本当にありがとうございました。★田嶋議長の過去の円卓会議より・投資、していますか?・SDGs経営やESG投資、興味ありますか?・自分に合った保険(保障・補償)、選んでいますか?
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