働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3681 開催期間 2022年04月22日- 04月29日
無差別爆撃、市民への殺戮、拷問・・・。ロシア軍の見境のない攻撃は「絶対悪」です。しかし、そうした残虐行為は戦争のたびに繰り返されてきました。 先の大戦で、日本がしたこと、されたことは、どうだったのか。ベトナム、アフガニスタン、ボスニア、イラク、シリアで何があったか。 兵士に、自分の意思などありえません。恐怖、憎悪、見境ない殺戮。戦争は、人を鬼にする。鬼に噛まれた人は、鬼になって人を殺す「鬼滅の刃」はアニメの世界だけではありません。 勝てば、大量殺戮さえ英雄的行為になり、負ければ「戦争犯罪」です。 勝った国は反省しない。ロシアの侵攻には、「勝てば正義」という身勝手な考えがあったのではないでしょうか。 国際社会でも、悪いことをした国は、皆で懲らしめなくては世界の秩序は成り立たちません。しかし「戦争で打ち負かせば平和が訪れるか」ということです。 ロシアは懲らしめれば反省するか、経済的に困窮させれば平和が訪れるか、そこが問題です。 ガス・石油を禁輸すれば打撃は大きい、とされます。その反作用としてロシアからの供給が途絶えエネルギー価格が高騰し、インフレが強まり、西側経済は波乱含みとなるでしょう。欧州が買わなければ、中国や印度が買うだけ。世界は、価値観が異なる2つの大きなブロックに分かれ、新たな対立の時代に入る、という見方もあります。 気持ちとしては「一発ガツンとやってやれ」とか「どうだ懲りたろう」とか言いたいところですが、「懲らしめ」は、「反省」や「平和」につながらない場合がすくなくない。 体罰や説教で人の気持ちは変わるでしょうか。内発的な反省がなければ行動変容は起こらない。国家も同じではないでしょうか。 nekosaurusさんは「西側諸国にいるロシア人のルート」に期待しています。ロシアを変えるのはロシア人にしかできない。われわれはそのお手伝いをするだけ。みもざさんは「幕末の日本が開国を迫られた時の知恵を活かせないか」と言います。あの頃、日本人は外の世界を知り、このままではいけない、と「ちょんまげを切る」ほどの変革を自らの意思でなしとげました。 「外の世界を知る」ということは、それほどのインパクトがある。ゴルバチョフがペレストロイカへと踏み切ったのも「外の世界」を知る立場にあったからす。 ロシアを変えるのは、私たちとロシア人が外と接触の機会を増やすこと、ではないでしょうか? 「面倒な相手とは付き合いたくない」というのが人情ですが、「面倒な相手だから、日頃から頻繁に接触を保つ」ということが大事ではないか。 そのためには人の交流が欠かせません。ビジネスもその一環です。DiamondBarさんがいう「経済協力を網の目のように張り巡らせることで」は、とても大事なことだと思います。 「憎悪・怒り・暴力」は、負の連鎖を加速します。 平和の構築は「愛・思いやり・理解」です。 今回のことで、ロシアの友人を増やしたいと思いました。一週間、お付き合いいただきありがとうございました。★山田議長の過去の円卓会議より・政治の「奢り歪み」は過去のこと?・ファミリーヒストリーと戦争。家族で話したことありますか?・沖縄の「慰霊の日」、知っていましたか?
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