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会議番号:3704 開催期間 2023年01月20日- 01月27日
みなさん、こんにちは! 「がんが見つかったときの心構え、できていますか? 」を問いかけまして一週間、きのうの時点でYES:40%、NO:60%となり、初日に比べてYesが2%増えました! さて、きょうは「がんになったらどんな治療をうけたいか?」のまとめです。 100人いたら100とおりのがんがある――考えてみれば、あたりまえなことですね。 私の感覚では、がんは自分の分身のようなところがありました。他人ひとのがんをみても、そう思うときがありました。「がんこ」な人は、がんも「がんこ」なのです。 ですからある意味、誰のことも参考になるし、誰のことも参考にならない・・・この病気が奥深いのはそんなところだと感じています。 「平常心で、現代科学の治療を受けたい」とTohkoさん。 現代のすすんだ治療、ほんとうにありがたいですよね。 「できるだけお医者さんや周りの人の言葉に耳を傾け」る、私も素直さが大事だと思っています。いざ、がんが発覚したとき、どうしても心が荒んで、周囲に辛くあたってしまうこともある。それでも、やれることをやる。それしかないし、どうせやるなら気分よく。お医者さんも、患者が気分よく受ければ、治療がやりやすいにきまっています。だからある時点からは(治療の方針が決まってからは)は、つべこべ言わず、なるべく気持ちよく治療を受けたいものです。いやいや飲む薬は効かない、といいますから。 切らない、痛くない治療、延命は希望しない、shoshoさんの「発病時、自分のペースで判断できるかが課題」、はとても重要なご指摘です。自分のペース――それが失われてしまうのは、大病を発症するときには気持ちも傷ついているということがあります。どうしたいのか?を意識的に、自らにしっかり問いかけながら進むことができたらよいのですが。なかなか当事者になると、そういられないのだよな・・・これが。 「細々でも働き、趣味やボランティア活動も続けながらの治療を」とナカサワさん。私の場合も、趣味(音楽、ジャズバンドの活動をしていました)の仲間に救われましたが、会社を失ったところだったので、一人であれこれ考えすぎていましたね、・・・がんがわかったころは、ほんとうに精神が不安定でした。だからこそ、今回のこの働く人の円卓会議のように、いろんな方と「いざとなったらどうする?」を言い合えるミーティングは有意義と思います。 「標準治療を受けず残念な結果になる方がとても多いという話をよく聞いていた(中略)標準治療はエビデンスに基づいているので周囲にも先ずは受けてほしい」(まうやんさん)もおっしゃるように、健康保険で標準治療を。まずはそこから。抗がん剤がこわいというのはよくわかります。私もさんざん逃げ回っていましたから・・・。でもやることやらないと、どこまでも追いかけてくるんです、がんってやつは。 抗がん剤は一度使ったものは二度と使えないので、再発したりすると厄介です。再発防止については、またの機会に。 「80代以降はその時の体力や気力、自分の身体の全体的な状況に応じて治療するのか否かを判断します」(Michaelsさん) 「最新医療より自分の症状に合った最適な治療を」(真打ちさん) みなさんそれぞれに明確な考えをお持ちで、すばらしい。この会議を担当させてもらって、勉強になりました。 今回は、治療の入り口までの話しかできませんでした。議長の力不足、ごめんなさい。 今後また機会がありましたら、「治療と仕事の両立」や、会社にたいしてどうするか、保険や治療費などについても、話題にしてみたいですね。 最後に、「3つのがんと向き合ってきた」(少年に同じさん)、現在「肺がんはステージ4」で分子標的薬による治療を受けておられます。 きけばものすごくたいへんな状況であるのに、少年に同じさんは、拗ねません。 「終わりはいつだろうと思うことは頻繁にありますが、1つ1つ目の前の治療、仕事を精一杯と思い過ごしています」 この方の言葉を胸にきざんで、初回の会議を終えようと思います。 <目の前のことにコツコツ取り組み、せいいっぱい仕事する> 思いあらたに、またがんばりましょう。みなさま、一週間ありがとうございました! ◆山口議長の著書をご紹介します↓『毛のない生活』(乳がん闘病記)『似合わない服』(乳がん、その後)◆関連テーマのバックナンバー
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