働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3711 開催期間 2023年03月10日- 03月17日
こんにちは。特定非営利活動法人ジェンの木山啓子です。ジェンは、1994年に立ち上げた国際緊急人道支援の団体で、これまでに25の国と地域で紛争や災害により被災された方々を支援してきました。地震に関しては、インド、イラン、スリランカ、インドネシア、ハイチ、ネパール、アフガニスタンなどの各国や、日本国内でも中越、中越沖、東日本、熊本など10余りの大震災の被災者支援に駆けつけてきました。 2月6日にまた、トルコとシリアで巨大地震が人々を襲いました。今回は、特にシリアの内戦の影響を強く受けている地域です。トルコ側では、一般のトルコ国民と共に、シリア内戦から逃れてきて、厳しい生活を強いられている難民の方々も多く被災されました。シリア側でも、長引く内戦で疲弊しきった地域を、地震が直撃したのです。 地震で被災する前から、トルコで暮らすシリア難民の方々の暮らしはとても厳しいものでした。当初、兄弟を受け入れるかの様にシリア難民に寄り添ってきたトルコには、360万人を超える人々が避難していました。難民の方々は両手に持てるだけのものを持って避難しましたが、仕事を見つけることは容易ではなく、非正規の季節労働や支援を受けるなどして何とか生活されてきました。新型コロナで経済が打撃を受け、ウクライナ紛争が追い打ちをかける中、そうした低賃金の仕事もなかなか見つからなくなり、食事の回数を減らしたり、借金をするなどしてなんとか暮らしてきました。今回の地震はそのささやかな暮らしをも破壊するものでした。住んでいた建物が倒壊していなくても、政府が安全と確認するまでは、寒空の下、屋外で過ごすしかありません。 シリア側では、元々インフラが破壊され、病院などの機能も著しく衰える中の被災でした。自分の母国で暮らしながらも避難生活をしているような状況でした。既にトルコとシリア両国合わせて5万人を超える死者が伝えられていますが、残念ながら犠牲となった方の数は、今後も増えることが懸念されています。 私たちジェンも緊急支援を始めています。今回は、これまでシリア難民支援を実施してきた現地提携団体Orange Organizationと共に、トルコ、シリア両国で、炊き出しや食糧や物資の配布から始めています。現地の仲間たちからの報告によると、どんな支援も必要とのこと。命をつなぐための支援が急がれます。 トルコ・シリア地震、何か支援していますか? YES、NOの投票とともに、この状況について思うこと、知りたいことなどを投稿してください。★ジェンは緊急支援を実施しています。 詳しくはこちら→クラウドファンディング「トルコ・シリア地震緊急支援」★木山議長の過去の円卓会議より・アフガニスタンの危機的状況。ご存知ですか?・アフガン情勢、ウォッチしていますか?・厳しい状況下。誰かを励ませていますか?<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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