働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3715 開催期間 2023年04月14日- 04月21日
注目点あり、の回答が約7割ありました。数字から見ると関心の高さがうかがわれますが、関心の高い人が投票する傾向にあるので、選挙同様、数字の陰に隠れた「無投票」に思いを馳せ、議論を進めたいとおもいます。 投稿を拝見すると、「一番は何といっても借金をいつまで、幾らまで続けるか」(シンゴパパさん)、「豊かな国とは政治が安定し、膨大な借金がないこと」(真打さん)など、「財政赤字」への眼差しが読み取れます。 日本の最大の特徴は先進国で突出した「債務依存度」、つまり国債に頼りまくる財政運営でしょう。シンゴパパさんの「いつまでにどのように返済するのかの見通しを示してほしい」という声に政府は答えていません。 民間企業なら、銀行は「融資打ち切り」でしょう。借金するには「返済計画」を明示する、というのが世間の常識です。いくらでもお札を刷れるのが政府の特権ですが、特権にあぐらをかき、国債を増やし続けている政府の姿勢は、日本経済の大きなリスクになっています。 2023年度の財政規模は114兆円ですが、税収で賄うのは69兆円だけ。国債を35兆円発行して帳尻を合わせています。国債依存度は31.1%。つまり財政の約3分の1が「次の世代につけ回し」。国と地方を合わせた政府借金は1200兆円に膨らみ、国内総生産(GDP)の2.5倍を超えました。 ちょっと考えれば分かることですが、少子化で人口が減るこれからの日本が、前の世代が食い散らかした巨額の借金を返済するのは「過酷」としか言いようがありません。 借金に頼って予算を組むことに、政治家も国民も慣れっこになっている。この「慣れ」が、税収を無視して今年度も「史上最大規模」の予算編成を行った。これってヤバいと思いませんか? さて、借金まみれの財政で、今年度のニュースは、防衛予算が突出して増額されたことでした。22年度5・3兆円だったのが10.1兆円(86%増)に跳ね上がっています。この中には、ひるねさんが「行きつけの病院である地域医療機能推進機構の積立金が流用」と指摘した防衛力強化資金積み立て3.3兆円も含まれています。 これまで防衛費とほぼ同水準の規模だった文教・科学技術予算は0.5%増、公共事業費は0.0%、高齢化で膨らんでいる社会保障費でさえ1.7%増など、軒並み抑えられています。防衛費は積み立て分を除いても26%増と突出しています。 ウクライナ戦争を目の当たりにして「防衛費増額」を求める声があることは理解できますが、なぜ財政難の中で防衛費が86%増なのか。ものごとにはバランスがあると思います。 「少子化対策」や「こどもファースト」が叫ばれています。年金・介護・医療や生活保護など「社会保障」、職業訓練や最低賃金の引き上げなど「雇用対策」、給食や高等教育の無償化や先端技術など「教育・科学振興」、防災やインフラ整備など「公共事業」、どれも大切なことばかり。政治の仕事は、「優先順位」をつけることではないでしょうか? Blueberry53さんは、「社会保障費と防衛費と少子化対策関係費と経済対策関係費」を挙げ、「注目しているだけに過ぎない」と言われました。そうです、注目点と自分が大事だと思うことは別物ですね。 そこで貴方に伺います。今の日本で「ここにもっとおカネを」と思う予算のベスト3を以下から選んでください。 ①少子化対策、②医療・介護・生活保障、③防衛力整備、④防災・インフラ整備、⑤教育無償化・科学振興、⑥職業転換教育・雇用対策、⑦経済対策 「23年度国家予算。注目している点、ありますか?」にYES・NOで投票するのと合わせ、7つ挙げた選択肢の中から、貴方が財務相だったら予算を増やす「3つの分野」と、その理由を、箇条書きでも結構ですから投稿してください。 選ぶ、というのは結構難しことですが、そこに貴方がイメージする社会の在り方が、きっと見えると思います。
★山田議長の過去の円卓会議より
・あなたの賃金。この5年で上がりましたか?
・経済制裁は、平和的手段だと思いますか?
・政治の「奢り歪み」は過去のこと?
<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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