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会議番号:3721 開催期間 2023年08月25日- 09月01日
(株)テレワークマネジメントの代表、田澤由利です。いつも「テレワーク」について議長をさせていただいています。でも、今回のテーマには、「テレワーク」という言葉は、入っていません。コロナ禍を経験して、言葉は多くの人や企業が知ることになりました。しかし、テレワークという働き方のメリットは、感染防止だけではありません。少子化、高齢化、労働力不足、地方衰退、気候変動など、さまざまな日本の課題を解決する、必須の働き方です。 これからは、個々の社会問題にどうかかわっていくかという視点から、「ポストコロナ」の働き方について、みなさんと議論していけたらと思います。 その第一弾として、今回は「家事・育児」をテーマにしました。先日、厚生労働省の機関である国立社会保障・人口問題研究所が、2022年度に実施された『第7回全国家庭動向調査』の結果を公表しました。 この調査は、日本の家庭の状況を数値化し把握するために、4年ごとに実施されています。家事・育児・介護・夫婦・妊娠など、経年で比較することができます。今回、公表された結果では、「家事・育児負担」「夫婦別姓」「同性婚」についてのデータに注目が集まっています。中でも、私が注目したのは、「妻と夫の家事・育児時間」のデータです。 まず、「家事」から見てみましょう。2022年の調査における、妻の「平日の家事時間」の平均は、247分(4時間7分)。これに対し、夫はわずか47分でした。 そして、少子化対策にも大きく関わる「育児」の実態はというと、妻の「平⽇の育児時間」の平均は、524分(8時間44分)。これに対し、夫は117分(1時間57分)です。 これが、今回のテーマに記載された数字の根拠です。「家事8割・育児7割が妻の負担」。新聞やテレビ等でも、この数字を前面に出しています。 「えー、日本は未だに、こんな状況なの?」 「いまどき、時代錯誤よね」 「海外だとありえない!」 等の声が聞こえてきそうですね。 でも、調査結果の内容をじっくり見ていくと、”引き”のある数字以外にも、興味深い実態が見えてきます。今回の会議では、みなさんと一緒に、日本の家庭形態の変化、親世代の影響、教育、働き方、意識、そして国の施策などについて、広く議論できればと思います。 みなさんのご家庭において、「家事・育児」の分担はできていますか? どちらかに負担が偏ることなくちゃんと分担できている方はYES、そうでない方はNOに投票し、そのような状況になっている理由を教えてください。結婚していない方、育児をしていない方は、ご自身が育った「家庭」の状況、部下や友人の「家庭」の状況などでお答えください。 いろいろな立場の方から広くうかがえると、これからの議論に深みが出てくると思いますので、たくさんのご意見やご経験をお待ちしています。 一週間、どうぞよろしくお願いいたします。★田澤議長の過去の円卓会議より ・テレワークは出社よりも生産性が上がりますか?・コロナ後も、テレワーク希望ですか?・コロナ禍のテレワーク、うまくいっていますか?<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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