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会議番号:3071 開催期間 2010年12月13日- 12月20日
円卓会議で議論が盛り上がる中で、都議会は15日、青少年健全育成条例の改正を賛成多数で決め、過激な性表現がある子ども漫画の販売に道を開きました。 都議会では、議論がかみ合わず、規制に熱心は石原知事側と、漫画も作り手側の対話もないまま、議員への説得が舞台裏で進み、都議会民主党が賛成にまわり、「アニメ規制」が始まろうとしています。 書店員をしているjerseyさんが「性犯罪を肯定するような内容、自制できないなら規制」と言われるのは説得力があります。 確かに「規制されても仕方ない」と思わせる漫画がたくさんあります。Raiさんは「見たくないものをちまたに溢れ指させない自由」を主張しています。 しかし現情は、見たいと思えば、手に入れることは難しいことではありません。ネットを3クリックぐらいすれば、その種の情報にアクセスできるのが今の情報社会です。 規制で問題を解決しようとすれば、幼児性愛までが大手を振っているネット情報や、成人雑誌の規制へと対象を広げることになるでしょう。それもひとつの方法でしょう。 qyf07416さんは「読むか、読まないかは自分で決める。行政に何でもきせいしてもらいたくない」と言っています。皆がそれだけの自覚をもって暮らしていれば、「アニメ規制」など話題にならないと思いますが、過激な漫画を見た大人が「子どもに見せられるものではない」と大騒ぎしているのが現実です。大騒ぎのエネルギーが「お役所で取り締まれ」で一件落着していいものか。子どもの健全育成を「取り締まり」に任せていいのか。 もしかして「誰かに取り締まってもらおう」というのは、一番安易なやり方ではないのか。子どもを取り巻く情報社会への危機感が今回の発端であるならば、その危機感をどんなエネルギーにしていけばいいのでしょうか。 出版界は、学校は、家庭は、何をすればいいのでしょうか?
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