働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3089 開催期間 2011年04月11日- 04月18日
寄付控除は意識している方もあれば関係ない方もあり、反対に不信感を持っている方もいるようですね。まだまだ寄付そのものに対する信頼感、言いかえれば、受け皿となるNPOが育っていないことがわかります。 震災関連では、当協会は、被災者自身への御見舞金としての義援金ではなく、支援活動を行っているNPOなどへの支援金を配布するための相談やコーディネーションを行なっています。 寄付先を考える場合、子ども支援、障害者支援、医療支援などジャンルを指定する方と、大きくて安心できる団体、反対に、できるだけ小さい草の根の団体に寄付したいというように、組織としての規模を希望する方々がいらっしゃいます。ただ、団体の信頼性がなかなかわからないので、当協会などのような中間支援団体に問い合わせがあるのだと思いますが、これがなかなか難しいですね。 実際、支援を受ける側の「受援力」というものも大事です。ニーズを先取りできる想像力をもってする活動、ボランティアの力を生かす力、また、非常時に活躍するためには平時からのネットワーク力や準備力etc.そうしたものを身につけながら、がんばっているNPOもたくさんあります。 そうした団体に出会って、寄付やボランティアなどの関係につながってほしいものです。私たち仕事としている者には失敗は許されませんが皆さん自身が目利きになるためには、多少の失敗はあるかもしれませんね。私たちは、いろんなことで無駄遣いは結構していますよね。似合わない洋服を勧められるままに買ってしまったり、書評がよかったからと、買った本がつまらなかったり。寄付にもレッスンが必要かもしれませんね。 ところで、中間マージンを取られることに抵抗がある、というご意見もありますね。みなさんは、寄付金の全額が支援したい人にいかないと、その団体は不健全だ、という感覚がありますか? それとも必要な経費であれば取られてもよいと思いますか? 次回は、NPOなどで働く人の人件費や交通費などに関してどう考えるか、を議論したいと思います。
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