働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3105 開催期間 2011年07月18日- 07月25日
たくさんの貴重なご意見、ありがとうございます。 「グローバル進路指導をしたい」とのご意見のCoco Bennieさん! 市ヶ尾中学校では去年の今ごろ、ハーバード大学のアカペラ男声合唱団・クロコディロスにきてもらったんですよ! クロコディロスといえばいつもはニューヨークのカーネギーホールなどで歌っているのに、市ヶ尾中学校の蒸し暑い体育館でも実に涼しげに歌ってくれました。生徒だけでなく、保護者や地域も招待しました。多分、生徒たちに与えた影響は大きいんじゃないかと思います。 このほか、市ヶ尾中学校では、「トップリーダー層」「働く現役の人」「地域の人」と分けて、日常的に授業にきてもらっています。先月だけでも、トップリーダー層としては、NPO法人・JENの木山啓子さん(国際自立支援で19カ国・200万人もの人たちを救ってこられた方。将来、緒方貞子さんのような存在になると思います!)。働く現役の方としては、理科のエネルギーの授業で三洋電機のエネループ開発者の方々。地域の方としては、美術の陶芸の授業で、地元の陶芸サークル・こねこねクラブの方々に指導に入っていただく……など、「中学生とキラキラ輝く大人たちの出会い」をテーマに取り組んでいます。 どんな方を呼んで、生徒とどんな化学反応を起こさせるのか……。まさにクリエイティブに考えていかなければならないですね。 この他、教育理念「自立貢献」を元に、すべてのスピーチを組み立てています。けっこう生徒や保護者から「入学式の話、よかった」とか言ってもらうと嬉しいです。靖さんのおっしゃるとおり、「校長に存在感なし」というのが昔からの一般的な印象だと思います。そもそもビジネス界に比べて、校長はスピーチ下手の人が多いと思います。長いし、何を言ってるのかわからない。だからこそ、何を心に残すのか、死ぬほど考えます。 そして、いつも授業を観に行っています。それも「いきなり」行きます。生徒の空いている席に座って、50分フルで参加します。何時何分、先生のこの質問に対し、誰それがこう答えた、板書でこう書いた、などをすべて記録します。だいたいひとつの授業でノート7-8ページの記録になります。そのノートが1年4カ月で25冊にもなります。 初めは生徒や先生もビックリしていましたが、いまでは「あ、校長先生、こんにちは!」って感じです。そして、子どもたちに「授業どお?」とか「部活楽しい?」などと話を聞きます。それから、授業が終わった後、先生とマンツーマンで小一時間話しをします。授業を良くするためには、これが一番だと思います。やはり、現場が一番大事だと考えます。 ともとも16さんからは「校長は孤独な仕事なんじゃないか?」とのことでしたが、学校って誰が変えるんでしょうか? 教育も、政府任せでは変わっていかないと私は思います。学校も、校長1人が頑張っても変わりません。学校を変えるために、誰のどんな協力が必要なのか。みなさんは、どう思われますか? また、引き続き中学校の教育へのさまざまなご意見もお待ちしています。
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