働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3131 開催期間 2011年11月28日- 12月05日
たくさんのご意見、ありがとうございます。 今回の投稿を読ませていただき、“抗酸化物質が何に含まれているか?”ではなく、“どのような食べ方が効果的か?”をお話しする必要性を感じました。 いぬいるかさんの生野菜、のぶのぶこさんの温野菜がそれを代表する意見ですね。 では、生食と加熱、どちらが“よい”のでしょうか? *ここでいう“よい”とは、「体への吸収がよい」、「抗酸化力が高まる」……などと定義します。 結論から申し上げると、どちらとも言えない、むしろどちらも食べるべき、だと言えます。 理由を以下に説明しましょう。 1.抗酸化物質の種類によって「生」の方がよいものと、「加熱」した方がよいものとがあります。例えば、トマトのリコペンは生のトマトで摂るより、ジュースやソース、ケチャップなど調理・加工したものの方が体への吸収率が高いのです。 北国在住のkitazakuraさん、トマト加工品を上手に活用してみてくださいね。 2.加熱の方法や温度、時間によっても違いが出ます。茹でるとよいもの、油で炒めるとよいもの、低温で蒸すとよいもの……などです。 3.物理的に生で食べられる量は少ないですが、加熱で”かさ”を減らせば量が確保できます。 ご理解いただけましたか?抗酸化物質は様々な調理法で食べるのが最も効果的なのです。 さらに、抗酸化物質は種類によって働く場所が違います。水溶性のものは細胞内や血液中で働き、脂溶性のものは細胞膜で働く……という様に。 つまり、抗酸化物質は様々な調理法で摂ることだけでなく、いろいろな種類を摂ることも重要なのです。 そして、多種類を摂るときの目安にしたいのが、食品の色や香りです。色や香りが違えば、抗酸化物質の種類が違うからです。 次回は、この食品の色についてご意見を伺いたいと思います。皆さんは、食品の何色を意識して摂っていますか? ある調査によると、日本人に「野菜は何色ですか?」と質問すると、ほとんどの方が“緑(みどり)“と答えるそうです。同じ質問を欧米人にすると、答えは“カラフル”。 皆さんにとって、アンチエイジング(抗酸化)を意識した食品とは何色ですか? 多くのご意見をお待ちしています。
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