働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3781 開催期間 2025年08月08日- 09月26日
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投票では、約8割がNOと2日目と変化がないようですね。 支援が必要な人、たとえばミスが多い人、コミュニケーションが成立しにくい人、心身に不調をかかえている人などは、わたしの臨床経験から、境界知能の人であったことが多いように感じています。実際、現場で出会う人は一人ひとり困難さが異なります。「同じように教えてもできない人」「努力してもできない人」は、教え方や努力といった要因ではなく、立ち止まって、知的機能という生物学的な視点で考えてみることも必要ではないでしょうか。 “真打ち”さんのご意見にありますように、障害者手帳は取得の難しさがあります。境界知能だけでは手帳の取得はできませんので、発達障害などほかの診断名で取得できなければ公的な支援対象になりません。“n.dan”さんのいうグレーゾーンとは発達障害と診断されないケースですが、それと境界知能を併せ持っていると、より困難さが強くなります。 “DiamondBar”さんのご意見のように、周囲が気づいていても、本人のプライドがあるので、それを認めないこともあります。そもそも知能検査を受けなければ境界知能かどうかわからないので、敷居も高くなります。“miki14”さんは「本人に自覚がない」という意見がありますが、今まで困っている様子を見せると、「叱られる」「からかわれる」など辛い経験が積み重なって、弱みを見せないようにしているのかもしれません。 “blueberry53”さんから「適した仕事でチームの一員としての気持ちを持てるように配慮」、“おがわ”さんからは「その人に合った対応と相談先」、“シンゴパパ”さんからは「苦手なことはフォローする」という意見をいただきました。2020年にNHK大阪で放送された境界知能の番組で、実名で登場した当事者の人が、「会社で『あなたが障害者だったら雇えるけど、そうじゃないから雇えない。』と言われました。境界知能って何なのですかね。」という語りに強い衝撃を受けました。現実は支援が受けられるか受けられないかの2択です。「障害ではない」とされる人に、個々に配慮する余裕は企業側にはないのでしょうね。 さて最後の週は、社会啓発についてご意見をいただきたいと思います。公的な支援は診断の書類をもとにして、認可するかどうかの線引きが行われます。国の方向性としても、容易に支援枠を広げることはないと考えています。そうすると社会が理解して、受け入れていくことになります。 そこで、最終日は、社会が境界知能の人を理解し、受け入れていくためには、私たちはどのようなことができるのでしょうか? 皆さんのご意見をお待ちしています。★古荘議長の著書もお読みください『境界知能: 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち』★古荘議長の過去の円卓会議より・生きづらさを感じた時、対処する方法ありますか?・年始の災害・飛行機事故。心への影響を感じますか?・「発達性協調運動障害」、ご存じですか?<運営事務局より>・8月29日(金)まで全4回、毎週金曜に議長コメントを更新します。それを受けた投稿を、水曜朝までを目処にお送りください。・投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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